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特集
2025年06月02日
再燃する"第2次古着ブーム"の今 あなたの家にもお宝が?(2025年05月31日放送)
古着に触れたことはありますか?
「一着も持っていない」「古着屋に行ったこともない」という声も多い中、今、古着は"第二次ブーム"とも言われるほどの盛り上がりを見せています。
今回の特集では、価格が高騰するビンテージアイテムの実態から、初心者でも楽しめる古着の魅力までを深掘りしてお届けします。
古着価格が高騰中!ジーンズが300万円超えも?
古着の中でも、特に注目されているのが「ヴィンテージ」と呼ばれる年代物のアイテム。
かつて10万円以下で購入できたリーバイスのジーンズが、今や200~300万円に跳ね上がるケースも!
現行のファッションにはない独特のデザインや色合い、そして一点物ならではの希少性が、世界中のファンを惹きつけてやみません。
人気の古着カテゴリー:バンドTシャツ・軍物・デニム
古着ショップ「BLUETRUCK」(宮崎市橘通)では、アメリカ古着・アクセサリー・雑貨など、メンズ・レディース・キッズの古着を取り扱っています。
バンドTシャツ
90年代以前に制作されたTシャツは、今やアートピースとしての価値も。
ロックバンド「グレートフル・デッド」や「ニルヴァーナ」のTシャツが4~6万円以上で販売され、状態やデザインによってはさらに価格が跳ね上がります。
ダメージや汚れがあるものも人気になっているのだそう。
ミリタリー(軍物)
軍モノを多く取り扱う「Bintan Vintage」(宮崎市恒久南)
当時、兵士が着用していた本物のフライトジャケットやスーベニアジャケット(記念品として刺繍されたジャケット)も人気。
特に40~60年代のものが高騰しています。
1点物ゆえに価格も高く、状態の良いものは50万円以上になることも。
世界に1つしかない1点モノも人気。
年代が古くなるにつれて価値が高くなります。
業界歴26年の藤原裕さんは「当時、国が1着7~8万円する軍服を支給していた。物がよいのでファッションに落とし込むのに人気がでている」と話します。
デニムジャケット・ジーンズ
リーバイスのGジャン「506XX」や「557XX」などはファン垂涎の一品。
希少な未使用デッドストックは、なんと3500万円で売買される例もあるとか。
"見分ける力"も楽しさの一つ
ヴィンテージの真贋は、Tシャツ袖の「シングルステッチ」や、デニムの「赤耳」、コピーライトの表記やプリントの質感などのディテールで見分けられます。
タグや縫製などを自分でチェックすることで、古着の世界が一層楽しくなります。
古着の魅力は「一期一会」
一点物だからこそ、自分だけのスタイルを表現できる古着。
時代を超えたデザイン、そして着る人によって新たな価値が生まれる――。
そんな出会いを楽しめるのが古着の魅力です。
価格帯も幅広く、手軽に楽しめるアイテムもたくさんあります。
「気になるけど勇気が出ない...」という人も、まずはお店に足を運んで、一期一会の出会いを楽しんでみては?