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2025年09月29日
高校生漫才コンビ「宇治抹茶定食」結成わずか半年で九州沖縄チャンピオンに!(2025年09月27日放送)
高校生漫才の頂点を決める「ハイスクールマンザイ九州・沖縄ブロック」で、結成わずか半年ながら九州沖縄ブロックを制した漫才コンビがいます。
延岡高校3年の押川心春さんと2年の甲斐絢翔さんによる「宇治抹茶定食」。
舞台経験を活かした掛け合いと構成力で、全国の舞台でも存在感を放ちました。
九州沖縄チャンピオン誕生 "宇治抹茶定食"の快進撃
押川さんと甲斐さんがコンビを結成したのは、今年4月。
演劇部で先輩・後輩だった2人は、雑談の中でお笑い好きという共通点を見つけ、「ハイスクール漫才」に出場することを決意しました。
7月に開催された九州・沖縄ブロック大会では、ネタの構成力や演技力が高く評価され見事優勝。
全国大会への切符を手にしました。全国大会では惜しくも入賞は逃しましたが、その名を全国に轟かせました。
演劇での舞台経験が自信に
演劇部での経験が、漫才にも大きく生かされています。
押川さんは「ステージに立つ経験が多かったので、漫才でも緊張せずに堂々とできた」と振り返ります。
コンビ名「宇治抹茶定食」は、ファミレスのメニューをランダムに指差して組み合わせたユニークなもの。
甲斐さんがネタ作りを担当し、「日常で面白いと感じたことをメモしてネタに組み合わせている」と話します。
審査員も絶賛の構成力とキャラクター
大阪で行われた決勝大会では、プロ芸人の登竜門として知られるステージに挑戦。
審査員の笑い飯・西田さんからは「後半に向かって盛り上がる構成とキャラクターが魅力」と評価。
板尾創路さんからも「ツッコミで引っ張るパワーバランスが良い」と高評価を受けたのだそうです。
お互いの長所について押川さんは「相方が全体を見渡して矛盾点に気づいてくれるのが頼もしい」と語り、甲斐さんは「押川さんの合いの手が絶妙なタイミングで入り、やりやすい」とコンビ愛を語ります。
練習は「週1~2回程度」と控えめ。
「やりすぎると流れ作業のようになってしまう」と、自然な掛け合いを大切にしているそうです。
スタジオでも漫才を披露 題目「医療ドラマ」
未来への一歩、それぞれの道へ
3年生の押川さんは大学受験を控え、「大学ではお笑いサークルに入り、もう一度漫才をしてみたい」と話します。
甲斐さんも「(押川さんが卒業するので)新しい相方と組んで再挑戦したい」と意欲を見せました。
結成からわずか半年でチャンピオンとなった2人。
これから別々の道を歩むことになりますが、「宇治抹茶定食」での経験は、きっと彼らの原点となるでしょう。