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特集
2025年04月28日
春から新生活スタート!外国人留学生を応援(2025年04月26日放送)
最近、県内のさまざまな場所で外国人の姿を見かける機会が増えています。
宮崎県に住む外国人の数は、2015年の4,616人から、2024年12月時点で11,511人と、約2.5倍に増加しています。
今回は、そんな中でもこの春宮崎にやってきた外国人留学生に注目。
宮崎総合学院に入学した新入生たちの夢と奮闘を紹介します。
宮崎総合学院で学ぶ若き夢追い人たち
今年、宮崎総合学院には171人の留学生が入学しました。
彼らは日本語、ビジネス、サービス業、さらにはアニメやゲーム制作まで、幅広い分野での夢を叶えるため、言葉の壁を乗り越えながら前向きな姿勢で宮崎での生活を始めています。
インド出身のエザさんの夢は大学院に入ること、そしてフィリピン出身のテアさんは介護の仕事につくことが夢だと話してくれました。
地元の食材で母国の味を再現!応援企画
今回は、文化や言語に不安を抱える新入生たちを励まそうと、先輩たちによる「母国料理で元気を出そう」企画を開催しました。
インドチームは本場のチキンカレー&ギーライスを、フィリピンチームは酸味が特徴の「シニガン」というスープを調理。
調味料など食材が豊富に揃っている宮崎のスーパー「ショッピングのだ」で買い物をした後は、みんなで料理。宮崎で手に入れた食材を使って再現された母国の味に、新入生たちも笑顔になりました。
「お母さんが作ってくれた味と同じ」と感動する学生の姿も。
卒業後の進路~夢を叶えた先輩の姿
去年の番組で紹介したミャンマー出身のスユーンミさんは、宮崎総合学院での学びを経て、今年4月から日南市の谷口病院で看護補助として働き始めています。
スユーン ミさんが利用したのは宮崎総合学院の「特定技能奨学金制度」。
学費を病院が負担し、卒業後に一定期間働くことで返済が免除される仕組みです。
現在、谷口病院では37人の外国人職員が勤務しており、少子高齢化が進む地域にとって、貴重な担い手となっています。
「患者さんとの会話が楽しい。自分のおじいさんやおばあさんのように感じて嬉しいです」と語るスユーンミさんの言葉には、確かなやりがいと地域との絆が感じられました。
夢を追い、宮崎の地で学び、働き、暮らす外国人たちの姿は、地域に新たな彩りと活力をもたらしています。