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2020年10月26日

差別や偏見をなくすために・・・新型コロナ感染者体験の証言(2020年10月24日放送)

今回は新型コロナウイルスについてお伝えします。
県内の感染者は累計367人に上り、これからまたいつ感染が拡大するかわからない状況が続いています。

01 新型コロナ感染者体験の証言の扉

そんな中、県内の感染した経験のある男性にお話を伺うことができました。

都城市に住む40代の男性。新型コロナウイルスに感染した自身の経験をSNSの記事に記録していました。
男性は「もしかしたら自分が死んでしまうのではないかということで何か記録に残していこうと思ったことと、これは甘く見てはいけない病気だよという事をちゃんと伝えたかった。」と話しています。

02 都城市に住む40代の男性にインタビューをしている様子
03 都城市に住む40代の男性にインタビューをしている様子

男性が体調に異変を感じたのは8月の下旬でした。
喉の痛みがあり、平熱でちょっとだるい感じがしました。
その後、男性は新型コロナウイルス感染症健康相談センターへ電話をし感染者との接触や、県外への往来がなかった為かかりつけの病院で風邪と診断され帰宅しました。
しかし、翌日も熱は下がらず再受診するもレントゲンで異常は見つからず帰宅。
更にその翌日、熱が39.5度まで上がったため再々受診し、CTの結果、肺炎の疑いがありPCR検査することになりました。検査の結果は陽性でした。

04 PCR検査に至るまでの経緯図

異常を感じた時点でPCR検査を受けさせてもらえないのかなという思いがありました。
もやもやする中でどんどん熱が出たり苦しくなったりして、非常に精神的にきつい状態でした。

男性の記録より>
自家用車を自分で運転して入院。車の窓越しに家族とお別れ。いろんな思いで号泣。
このまま下手すると死んでしまうのではないかと感じるくらいのショックでした。

05 男性の記録

男性はマスクと手指の消毒を徹底し、県外の往来もありませんでした。
自分でできる限り予防策をしているつもりでした。だから「信じられない」というのがまずは一つありました。

陽性が判明し入院した都城市内の病院から翌日に宮崎市内の病院に転院し、持病もあった男性は一時ICUに入りました。
インフルエンザと近い症状があり、インフルエンザよりも苦しく、咳が出て眠れませんでした。
更に肉体的な辛さだけでなく、精神的な辛さも感じていたと話します。
家族に迷惑をかけているなという罪悪感や病院の先生や看護師さんたちに迷惑をかけているという思いでした。
そんな中、男性を支えたのは家族や甥の存在でした。
甥っ子からの励ましの言葉で、頑張ろうと思うことができました。
声をかけてもらえたことが罪悪感を消してくれ、元気になるぞという気持ちにしてくれました。
周りの励ましが支えになった経験から男性は思いやる気持ちの大切さを感じています。
気をつけてもかかってしまうことがあるという事を理解し、かかった事を責めたりすることはしないでいほしいと思っています。

06 県精神保健福祉センターへの相談件数

県精神保健福祉センターでは新型コロナウイルスに関する精神的な相談を受け付けています。
これまでに157件(10月22日現在)の相談が寄せられています。
責めることをすれば、万が一自分が感染した時に自分を苦しめることにつながります。
思いやりと理解する気持ちを持ってコロナを乗り切っていきましょう。

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