今回は警察犬に関する話題。
串間市に、県内では唯一、そして全国でも大変珍しい「姉妹の警察犬指導士」がいます。

■警察犬指導士 野邊 亜沙美さん
嘱託警察犬 シャネルII号【愛称：七（なな）】シェパード 三歳の女の子

■警察犬指導士 野邊 清楓さん
嘱託警察犬 イエッティ号【愛称：福（ふく）】シェパード 五歳の男の子

【訓練士と指導士の違いは？】

• 訓練士
  日本警察犬協会公認の資格で、主に職業として犬の訓練を行なっている。
• 指導士
  訓練された犬に指示を出し警察犬としての仕事をさせる。

【どんな人が指導士になれるのか？】

訓練を受けた犬と毎年1月に行われる警察犬審査会を受けて合格すると、警察から警察犬指導士として認められる。

国富町にある「キジマ警察犬訓練所」

この訓練所の所長でもあり、訓練士歴23年の大ベテランの鬼島三郎さんは、2人に指導者になることを進めた師匠です。

• 【話：キジマ警察犬訓練所 鬼島 三郎 所長】
  県内の嘱託警察犬は県中央部に集中していて、串間など離れたところに警察犬を連れて行くには時間がかかってしまいます。県内各地に警察犬と指導士がいれば即座に対応できます。
  そこで、串間市に住む野邉さんに「警察犬指導士になってみないか」と勧めました。
  警察犬指導士の高齢化が進んでいるので若い人が育たないと後に続かなくなるのでがんばってほしいです。

大好きな犬と一緒に社会貢献でき、世の中の役に立つことにやりがいを感じている野邊姉妹、今後の活躍に期待しています。