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2020年08月03日
新型コロナウイルス 各地で感染者急増・・・新たな局面へ(2020年08月01日放送)
7月25日 宮崎県が開いた緊急の記者会見で、県福祉保健部の渡辺 善敬部長は高鍋町のスナック Little でクラスターが発生したと発表しました。
感染は従業員や利用者、その家族にも広がっていました。
7月25日に確認された発生者は過去最多の26人。
こうした状況を受け、河野知事は「感染拡大緊急警報」を発令し、ギリギリの瀬戸際と強く警戒を呼びかけました。
県内は7月に入り新型コロナウイルスの感染者が急増し、特に22日から感染が相次ぎわずか1週間余りで確認された感染者は121人に上りました。
県内最大の繁華街「ニシタチ」は 新型コロナウイルス感染拡大で客足が減少し6月までに160軒が廃業を決めています。
感染が広がる中、河野知事は西都・児湯地域に出していた接待を伴う飲食店への休業要請を県内全域に拡大しました。
8月1日、県は延岡市のバー「Blue planet」でクラスターが発生したと発表しました。
このような県内の状況を受けて、宮崎市の戸敷正市長と「ニシタチまちづくり協同組合」の齊藤友亮理事長にお話しを伺いました。
Q:宮崎市の感染状況は?
【話:戸敷市長】
感染者の数が増え続けていく中、とても危機感を持っています。
どこでかかるか分からないという中でしっかりと対策をしてきましたが、今後も身近に起こるということを考えてまた新たに対策をしっかりとしていかなければならないと思っています。
Q:市中感染の可能性は?
【話:戸敷市長】
今のところは市中感染とは言えません。
そうならないように皆様にご協力いただき蔓延防止に努めたいと思います。
Q:「ニシタチ」の飲食店で感染者確認の件
【話:戸敷市長】
観光という大きな目玉のニシタチを生かすためにはしっかりとバックアップし、コロナの対策をきちんと練りながら、観光誘客には努めていかなければならないと思います。
Q:繁華街への影響は?
【話:齊藤理事長】
ニシタチでは「ニシタチガイドライン」といった独自のガイドラインを作り、6月1日から営業をしていました。少しずつ経済が戻り始めていた矢先でしたが、今は非常に苦しい状況だと言えます。
これからお盆を迎える中、感染を一刻も早く封じ込めようと県は8月1日から県内全域の接待を伴う飲食店に休業を要請し、居酒屋などの食事提供施設には営業時間の短縮を要請しました。
県全域に要請
対象
- スナック、バーなどの接待を伴う飲食店
休業要請:協力金10万円 - 居酒屋などの食事提供施設
時短営業要請(午前5時~午後8時)※酒類提供は午後7時まで:協力金5万円
期間
- 8月1日~16日の16日間
県社交飲食業組合 宮崎支部 矢野和昭支部長は「高鍋町でクラスターが出たということで皆が時間の問題だと思っていました。これからの2週間は次をどうするかということだけに集中してお客さんを呼び戻したいと思っています。」と話していました。
Q:宮﨑市の経済支援策は?
【話:戸敷市長】
今回も含め波状的に予算化していかなければならないと思っています。
これで終わるということは考えていません。そのためには感染予防を徹底していただき、それから経済対策だと考えています。
皆さんが安心できるようなまちづくりをしていきたいです。
Q:営業再開に向けて「ニシタチ」の対策は?
【話:齊藤理事長】
中心市街地での感染者が出た時点でこれまでの「二シタチガイドライン」の改定を始めようと思っていた矢先での休業要請でした。
休業要請明け辺りでは新たなガイドラインを発表しニシタチで皆さんが安心して飲めるような場所に早く戻るために事業者など一丸となって環境作りをしていきたいと考えています。
感染防止をしっかりとしていくことが、経済対策にも繋がって行くと思っています。
どこに感染源があるか分からないので、自分でしっかりと感染対策をして行くことがとても重要だと思います。
県民への皆さまへお願い
県内
- 「休業要請」を県下全域に拡大!
- 会食は大人数を避けて!
- 県外の方と接する際は感染防止対策を徹底!
- 高齢者・基礎疾患がある方やその関係者は外出を慎重に判断!
県外
- 県外との不要不急の往来自粛!
このようなことを県民みんなで守ることで、宮崎県を守ることになると思います。
どうか皆さんご協力よろしくお願いいたします。
がんばっていきましょう。