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2020年07月20日

沿道を花いっぱいに 花のおまわりさん(2020年07月18日放送)

飲食店などが並ぶ大塚町の沿道。およそ500メートルに渡って鮮やかな季節の花々が通りを彩っています。

01 花が咲く大塚町の沿道

夏らしいビビットカラーの目を引く花々 植栽からから手入れまで毎日ボランティアで行っているのは宮崎市大塚町に住む、志々目芳郎さん(74)

02 志々目芳郎さん

かつては警察官だった志々目さんは、将来花づくり農家になりたいという夢もあったほど、花が大好きでした。

03 警察官時代の志々目さんの写真

毎朝6時、志々目さんは一輪車を押しながら愛犬さくらちゃんと一緒に沿道に向かいます。
花の手入れだけでなく、道路掃除なども行います。
この沿道に咲くおよそ10種類の花々は、ほとんどは志々目さんが近くの畑でタネから育てたものです。
花の苗を育てるために借りている畑を「花のアトリエ」と呼び、なるべく作りやすい・見栄えがいい・丈夫なものを植えています。
沿道の花を絶やさないようにするためにはこういう場所が必要だと志々目さんは話します。

04 「花のアトリエ」と呼ぶ畑

こうして畑で育てた花々を沿道に植え始めたのは5年前。
はじめは薬局の前を中心に5~6カ所に花を栽培し、それがだんだんと広がって行って今では約50カ所になりました。
花を見て、気持ちが和んでもらえればありがたいです。」と志々目さんは話します。

1946年 都城市に生まれた志々目芳郎さん。
花好きの親戚のおばさんに影響され幼い頃から花に魅了されていました。
将来は花づくり農家になりたいという夢もありましたが、柔道をしていたことから警察に入ることになりました。
宮﨑駅前の交番に配属された後、機動隊や白バイ隊を経て、交通課長として旧日向警察署に勤務。

05 旧日向警察署に勤務していた頃の志々目さん

同時に行く先々に大好きな花を植え、特に旧日向警察署は花でいっぱいに彩られました。
花に見惚れた住民がバスに乗り遅れて、昼休みに車で送って行ったこともあるそうです。

06 旧日向警察署に咲く花々

志々目さんの育てる花々の美しさは地域だけでなく県からも認められ、花のみやざきコンクールで団体部門1位を獲得しました。
志々目さんは「花のおまわりさん」と話題になりました。
更に生花まで本格的に学び、指導者として認められる正教授の資格も取得しました。
そんな志々目さんをそばで支えていたのは妻の幸江さんです。
「花がないといられない人だから、どこの警察署に行っても花を植えていた。40年近くは赴任先で一緒に花の手入れをしていた。」と話します。

07 妻の幸江さん

大塚町さくら会は、愛犬さくらちゃんの名前をとって志々目さんが3年前に立ち上げたボランティア団体です。
10人あまりが登録し、沿道を美しくする活動を行っています。
年に2回 宮崎市から花の苗の補助も受けています。

08 大塚町さくら会

花を通して交流は更に広がり、通りすがりの人たちに声をかけられるようになりました。
そんな地域の方々の声は、今の志々目さんの励みになっています。
志々目さんが率いる大塚町さくら会は一昨年、宮崎市花のまちづくりコンクール 地域活動部門で最優秀賞を受賞しました。

花をこよなく愛する志々目さん、体力の不安を口にしながらもまた新たな場所に花を咲かせようと情熱を注いでいます。
「花が目に入るくらいのゆとりのある運転や行動が増えるとありがたい。」と話します。

09 花を植える思いを語る志々目さん

「花のおまわりさん」 志々目芳郎さんは、相棒のさくらちゃんと共に地域の景観を守りながら、今日も花を植えます。

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