今週のテーマはコンシェルジュ。
きょうは宮崎市役所の中にいるコンシェルジュをご紹介します。
宮崎市役所に2年前にできた移住センター。
こちらにいるのが、移住コンシェルジュです。

住まいや暮らし、コミュニティといった移住者の方が、事前に知りたい情報を一括収集して、情報を提供して、発信もしています。
具体的には、相談業務のほかに宮崎での暮らしがイメージしやすいような情報などをSNSで発信したり、東京や大阪では移住の体験者から話を聞けるセミナーなどのイベントも行ったりしています。

宮崎にいると当たり前の景色や当たり前の事柄が新鮮にうつるようで、人がすごくいいから、あの温かみを感じたいからと移住を希望される方もいらっしゃいます。
このイベントに参加して、今年3月、兵庫県から宮崎市へ家族で移住してきた松中佳子さんです。
およそ1年半、センターを利用して、移住の相談をしてきました。

子供たちの入学に合わせてこちらへ移住したんです。
通学区域とか、住む上では細かな心配事があったんですが、それを一つ一つコンシェルジュの方が情報をつなげてくれて安心してこちらへ来ることができたんですよ。

移住相談はほぼ妻が一人で行っていたので、こちらに頼れる場所があってとても良かったです。
センター開設以来、750件を超える相談が寄せられ、松中さんのようにセンターを利用して移住したのは、約38世帯71人。
このうちおよそ4割が30代です。

課題は、移住後のサポートです。

実際に移住後の方のご相談もいただくので、移住してみてやっぱり宮崎に住んでよかったと思ってもらえるようなフォローアップもしていきたいと思います。
こうした中、春から始まったのが移住アンバサダー制度です。
移住者や希望者により身近な情報を提供したり、交流に協力したりする企業や団体などを募集しています。

フォローしていただけるような方を巻き込んで、（間ぬき）移住した後も（人と）つながりやすい、人とコンパクトにつながるまち宮崎をもっと発信していきたいと思っています。

センターの利用は無料で、面談を希望する場合は事前の連絡が必要です。
募集中のアンバサダーの詳しい情報は、宮崎市のホームページか、移住センターへ問合せください。