持続可能な開発目標「SDGs」について、何ができるのか考える機会も多くなりました。
きょうは、手芸店の「キニナル！」取り組みを紹介します。

日向市財光寺ショッピングセンター内にある「ぬーの（nuno）」。
手芸が好きな人には、なくてはならない、地元で頼りにされている店です。

メインとなる商品は、こちらに並べられた布です。
そして洋服やバッグ、小物類も販売商品だと思いがちですが、ある一定期間は、そうではないんですね？

こちらは布を購入する方のイメージがわくように作った見本になります。
新しい布が入荷したら、スタッフと手分けして、なるべく見本を作るようにしています。

布が売り切れたり、新しい見本ができたら、展示していたことをふまえて、割り引きして販売しています。
見本としての役割を終えた物には、この黄色いタグが付けられ、割り引かれた商品に生まれ変わります。
そして、この商品の売り上げを全額「フードバンク日向」に寄付する、という取り組みが今年からスタートしました。

7人に一人と言われている子どもの貧困率。
「フードバンク日向」は、「SDGs」の「誰ひとり取り残さない」という理念に基づき、2019年に発足しました。
「食品ロス」と「子どもの貧困」を中心課題に、余っている食材を必要としている人に届ける活動を行っています。

SNSでフードバンク日向の活動を知って、何か自分らしい支援の仕方がないか考えてみました。
ぬーの（nuno）のスタッフ全員で地域貢献していけたらと思っています。

また、見本を作る時には必ずハギレが出ます。
そのハギレも無駄にせず、小物を作って黄色いタグが付けられています。

最後の最後まで物を大切にする気持ちと、地域を支えたいという気持ちが込められた黄色いタグ。
これらを購入することで、買った人も「フードバンク日向」の活動に参加することができます。

自分らしい取り組みを思いついた手芸店の「SDGs」。
目印は、この黄色いタグです。

■お問い合わせ
ぬーの（nuno）
日向市財光寺3247 ショッピングセンター内【MAP】
TEL：0982-53-4954
営業時間：10：00 ～ 18：00
定休日：無