今日は、悩む人も少なくない「足のむくみ」がテーマ。
むくみケアのプロに、解消法を聞きました。

訪ねたのは、宮崎市大工町にあるビルの一室。
「こんにちは！あーどうもはじめまして！」（有馬レポーター）
看護師でリンパ浮腫療法士の髙野順子さん。

およそ20年の病院勤務を経て去年7月、「むくみサロンSmile」をオープンさせました。

「人の体は全身に網の目状にリンパ管が走っています。
そこにリンパ液が流れているんですが、そのリンパが滞ってリンパ液が溜まったり
老廃物や水分が溜まったりするとむくみになります」（髙野さん）

髙野さんがサロンを開いたきっかけは、「リンパ浮腫」でした。

「乳がん、婦人科がんの治療の後に起こるむくみをリンパ浮腫と言うんですが、
むくみの患者さんに多く関わらせていただく中で、むくみだけでなく精神的に
つらい思いをされている方がいらっしゃったので、一人でも多くの方に
関わりたいと思ってサロンを開業しました。」（髙野さん）

むくみを翌日に持ち越さないためにはセルフケアが大切！
まずは、むくみ解消に大きな働きをする鎖骨付近をほぐします。

「まずは心臓に近い所の鎖骨のリンパを活性化するために肩回しからしていきます。
肩に手をつけた状態で肘で大きく円を描きます。」（髙野さん）

腹式呼吸で、体の深部にあるリンパ管を刺激したら・・・
次は鼠径部！手を置き奥に優しく押します。

太ももは下から上に優しく撫でるように触ります。
「こんなに優しくていいんですね？」（有馬レポーター）
「皮膚のすぐ下にリンパ管が通っているので、優しく赤ちゃんの頭を
撫でるようなイメージでゆっくり流します。」（髙野さん）

ふくらはぎ、足先も同じように撫でたら、
逆に　ふくらはぎ、太もも、鼠径部へと戻ります。

流れがよくなると鳥肌みたいに感じる人もいます。
リンパの流れをよくため、手足をぶらぶらさせたり、
寝る際は、毛布などを足元に置いて、足を少し高くして休んだりするのも、
むくみ解消におすすめだということです。

また、履くことでむくみ改善に役立つ着圧ソックスには大事な注意点が！

「ご自身の足に合ったサイズを選ぶ必要があります。
だいたい、商品の箱の裏に足首とふくらはぎの最大の周径が
書いてあるので、そこを確認して買われると間違いがないです。」（髙野さん）

「むくみが重症化すると生活に支障が出ることもあります。
宮崎県内のむくみに悩む患者さんが、一人で悩むことなく
少しでも力になりたいと思いますので、お気軽にご相談ください。」（髙野さん）