今週は、おせちに飽きたら...。
今日は、お正月食べ過ぎて胃がつらいという方へ、胃に優しい食事についてお伝えします。
宮崎県健康づくり協会の管理栄養士 榎本彩乃さんに伺いました。

消化を良くするためのポイント

• 油を多く使う揚げ物や炒め物
• 豚バラなど　脂質の多い食品
• ごぼうやきのこなど食物繊維の多い食品（海藻）
• 香辛料などを（唐辛子、ワサビ）

以上を避けた食事にすることです。

それを踏まえ、今回は、炊飯器一つでできるという、超お手軽メニューをご紹介頂きます。

簡単で胃に優しく、栄養も取れるメニューです。
是非作ってみて下さい。

大根と鶏のサムゲタン風

材料

• 鶏手羽元：4本
• 大根：1／4本
• 人参：1／4本
• 長ネギ：1／2本
• 鶏がらスープの素：大さじ1.5
• ショウガ（チューブ）：3cm
• 米：大さじ4
• 水：400ml
• 糸唐辛子：適量

大根は1センチ幅のイチョウ切り、長ネギは斜め切りなど、細かく切った材料をすべて炊飯器に入れ、スイッチオン！

1時間ほど炊くと、美味しそうに炊けました！
水分たっぷりで雑炊のような感じです。
炊飯器で炊いているので、具材も柔らかく、消化にいいですよ。

• 【尾田：試食】
  すごく柔らかくて、本当に胃にやさしいメニューです。
  味付けは鶏がらスープだけだが、素材の旨みのせいか、とてもおいしいですね。

塩気や甘味の強い物も胃粘膜を刺激しますので、これぐらいの優しい味付けがおすすめです。
また大根は、アミラーゼという消化を助ける酵素を含んでいるので、胃もたれがある時には、おすすめの食材です。

鍋料理をする際は、具材を工夫してみて下さい。
脂肪分が少ない鶏のささ身や白身魚、野菜は食物繊維が少ないものを選び、切る時は繊維を断ち切るようにすると、消化しやすくなります。
お餅も消化に良いので、あれば、入れてみて下さい。

また、スーパーなどで惣菜を選ぶ場合は、揚げ物を避け、野菜はスープなど、加熱したものを。
温泉玉子、茶わん蒸し、ひきわり納豆など、消化しやすいタンパク質も取るようにしましょう。

食事の内容を見直したら、食べ方にも一工夫。
唾液にも消化酵素が含まれており、噛めば噛むほど分泌されるので、しっかりよく噛んで食べることが大切です。

胃に優しいメニューで、お正月気分も胃もたれもリセット。
万全の体調で、新年のスタートを切りましょう。

■お問い合わせ
宮崎県健康づくり協会
検索：宮崎県健康づくり協会