近海かつお一本釣り漁」の水揚げ日本一を誇る宮崎県。
総務省の家計調査によりますと、今年3月一世帯あたりのかつおの購入頻度と支出額で、宮崎市が、高知市を抜き初めて日本一になりました。

宮崎市と高知市の今年3月までの支出額の推移です。
過去5年間で見ると、毎年高知市が全国1位。
宮崎市は　大きく水をあけられ、去年も300円以上の差で6位という結果でした。
ところが、今年、宮崎市はカツオの消費が伸び、初めてトップに躍り出ました。
なぜ、日本一になることができたのか。
かつおの消費拡大に取り組む日南市を訪ねました。

日南のかつお一本釣りが日本農業遺産に選ばれたことを受けて、宮崎観光ホテルでの日南フェアやイオン宮崎店での初がつおフェアなど、日南のかつおを知ってもらうイベントやPRを多くしたことが要因です。
日南市のかつおのおいしさを宮崎県の多くの人に知ってもらった結果が出たようです。

かつおファンを増やそうと盛り上がる中、専門店もオープンしました。
日南市油津駅近くにある「かつを専門店」では、20種類以上のかつお料理を楽しむことができます。

1匹のカツオから少ししか取れない腹身「はらじ」を使った竜田揚げ。
希少な部位が味わえるのも専門店ならでは。

かつおが食べられない人でも、かつおを食べてもらいたくて、地元で採れた新鮮かつ斬新な料理を提供しています。

こちらは新メニューの「ゴロゴロ肉鰹の炭火焼」です。

「カツオのつくね」もあります。
特製ダレと卵黄を絡めていただきます。
食べ応えが出るようにレンコンを入れて、工夫を凝らしてつなぎ合わせています。

この他、カツオのそぼろ入りラーメン、カツオの塩漬けにクリームチーズを合わせた一品など、初めて見るようなメニューが並びます。

ここで店長さんからアドバイス、スーパーなどでカツオを選ぶ際は、赤色が鮮やかな身を選ぶと良いそうです。

もっともっとカツオを広めて、みんなに食卓に並んで食べてもらえるようにしたいと思います。
餃子の次はカツオ！
食べて応援したいですね。