NOW ON AIR !

番組表
HOME 天気のサカイ目 今年の節分

酒井晋一郎

天気のサカイ目

今年の節分 2021年01月29日

節分の日は毎年2月3日だと思っている方が多いと思うのですが、今年の節分は2月2日で、1日前倒しになります。
 
節分は季節を分けることから由来しており、元々は立春・立夏・立秋・立冬の前日のことで、年に4回あります。
ただ、立春前の節分が1年の始まりに近いので、重視されてきたようです。
 
立春を含む二十四節季は日付・時刻が計算によって求められますが、1年は365日と6時間弱となっていて、4年に1度のうるう年や時間のずれの重なりによって日付が変動することがあります。
 
現代ではテレビやインターネットを通じて、こうした暦の情報をすぐに把握することはできますが、情報が少ない昔の人々はどのようにして暦を知っていたのでしょうか。
 
その情報の1つが絵暦です。
『盲暦張交帖(田山暦)』
田山暦全体.jpg
国立国会図書館HPより 
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter2/s4.html
 
当時も活字や数字だけの暦はありましたが、文字が読めない人も多かったため、絵だけで分かるように作られました。
 
ちなみに、節分はこちら。
鬼.jpg
鬼です。
局の美術スタッフの方に見せたら、テンションが上がっていました(笑)
 
暦の詳しい解説は別の機会に譲るとして、当時は月の満ち欠けを元に暦を知り、日付を把握していました。
現代より情報は少なくても、季節を敏感に感じていたでしょうね。

アーカイブス

一覧を見る

Top