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秋の日はつるべ落とし 2020年09月25日
今日は天気が回復して、週末も秋晴れとなりそうですね。
さて、秋の日はつるべ落としと言いますが、秋分も過ぎて秋が深まってくると、より日の短さを実感するようになると思います。
秋の今の時季はなぜ日が沈むのが早く感じられるか、探ってみました。
日没時刻を別の時季と比べるとよく分かるのですが、
夏至直後の7月上旬の宮崎市の日没時刻は、
7月1日:午後7時25分 7月10日:午後7時23分
たった2分しか短くなっていないため、変化をほとんど感じられないと思います。
一方、9月下旬の日没時刻は、
9月21日:午後6時13分 9月30日:午後6時1分
10日間で10分以上も日没が早くなるため、日の短さがはっきり体感できるのではないでしょうか。
そしてもう1つポイントとなるのが、薄明という状態です。
これは、地平線の下にある太陽の影響で、日の出前や日没後も薄明るい状態のことを言います。
日が沈んだあと、太陽の影響もなくなって完全に暗くなる天文薄明までの時間を比較すると、
7月上旬:約1時間40分 9月下旬:約1時間20分
となっているため、今の時季は日が沈んでから暗くなるまでの時間も短くなっているんです。
つまり、日没の時刻が大幅に早まることと、日が沈んでから完全に暗くなるまでの時間が短くなること、この2つから秋は日が暮れるのが早く感じられるんです。
涼しくなって過ごしやすくなってきているので、夜の冷え込みには気を付けて、秋の夜長を楽しみたいですね。