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ソメイヨシノの開花発表 2019年03月22日
今日、ついに宮崎市での桜の開花が発表されました!
火曜日に気象台でつぼみの様子を確認した時は、あと1週間くらいかかるかと考えていましたが、一気に咲き進みました。
暑くなった昨日の夕方の時点ですでに1輪咲いているのが確認できたので、初夏の陽気が開花を後押ししたようですね。
今年は暖冬で冬の冷え込みが十分ではなかったので、平年より開花が遅れると予想していましたが、冬の寒さと春の暖かさのバランスを踏まえて予想するのはなかなか難しいものです。
さて、開花が発表されたら気になるのが満開のタイミングです。
開花から満開までの日数を調べていたところ、面白いことが分かりました。
宮崎市では、平年の開花日が3月24日、満開日が4月2日なので、満開になるまで9日間かかっています。
ヒカンザクラの沖縄県を除く、各都道府県の開花日から満開日にかけての日数を調べたところ、北日本ほど満開までの日数が短いことが分かりました。
札幌や秋田では開花から満開までたった4日しかかからず、宮崎と比べて半分以下の期間で咲き進むようです。
なぜ、北日本と西日本で満開までの日数に差があるのか、これは理由があります。
サクラの花芽が目覚めるためには、冬の寒さが必要となります。
寒さが厳しいところでは、花芽はほぼ同時に目覚めて一緒に成長するのに対し、九州のように寒さが弱い所では、花芽はバラバラに目覚めるためにそれぞれの花芽が成長するスピードにもばらつきがあります。
このため、成長度合いがそろうまで時間がかかる西日本とは反対に、同時に成長する北日本では短期間で満開になるんです。
さて、暖かい宮崎では満開になるまで1週間以上かかるため、見ごろを迎えるのは来週末ごろになるのではないでしょうか。