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十五夜が満月とは限らない? 2017年10月04日
今日は中秋の名月、十五夜です。
十五夜は旧暦の8月15日で、8月1日の新月から15日目の月のことです。
十五夜のときの月はほぼ満月になりますが、必ずしも満月になっているわけではありません。
月が地球を回る公転軌道は、正円ではなくやや楕円の軌道となっていて、地球との距離が約35.7万km~約40.6万kmと変化しています。
スーパームーンのときのように、地球に近いところを通る際は、地球の引力が強くはたらくために月の公転速度も速まります。
反対に、地球から離れたところを通過する場合は、地球の引力が軽減されて月の公転速度は遅くなります。
この月の公転速度の違いにより、月の満ち欠けの日数も13.9日から15.6日と変化が出てきます。
月の公転周期自体はおよそ29.5日なので、満ちるときと欠けるときの日数は同一になるわけではない、ということですね。
今回の満月はあさって6日の午前3時40分となるので、今日の十五夜の月は満月にはちょっとだけ届いていない状態です。
「天気のサカイ目」では、門川町付近からの十五夜の様子を映すことができて、ほぼ満月に近い状態でしたが、月の左側の輪郭が少しぼやけていたように見えました。
現在雲がかかっているところでも、今夜のうちは雲が途切れるタイミングもあるので、お月見も楽しめそうですね。