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番組表
柳田哲志の”轍”

伝えたいこと 2013年11月16日

朝晩がめっきり冷え込み、我が家の庭木もすっかり

葉を散らしてしまいました。

いよいよ本格的な冬支度の時期になりましたね。

室内と室外の温度差も大きくなり、空気も乾いているので、

体調管理には十分気をつけたいものです。

 

さて、今年もあと一ヶ月余り、そこで、少しだけ今年を

振り返ってみると、

個人的には、実に多くの県民の皆さんと出会えた

素晴らしい一年でした。

と言いますのも、今年はこれまでの人生において最もたくさんの

講演のご依頼を受けた一年だったからです。

お招きいただいた皆さん、お聴きいただいた皆さん、

本当にありがとうございました。

出会いに心から感謝いたします。

 

さて、講演の内容はご依頼によって様々ですが、

私が共通して必ずお伝えしているのは、

当たり前のことを当たり前と思わず、身の周りの全ての人や

事柄に感謝の心を持つことの大切さ、

そして思い遣りの大切さです。

 

余談ですが、むかし、教習所で、“つもり運転”はしないようにと

教えていただいたことを思い出します。

左右を確認した“つもり”、一旦停止した“つもり”、

スピードを落とした“つもり”などなど。

本当に身勝手、横着、そして危険なドライバーの意識です。

安全に対しては、確実に、しっかりとした意識で向き合わなければ

いけないと気付かせて頂いた教えでした。

私は、中途障害者になって、しみじみと、

全ての“当たり前”に対して、

当たり前ではなく、非常に尊いことであったことに

気付かされました。

恥ずかしながら、それまでは、私も、それらの事に

感謝している“つもり”、分かっている“つもり”

だったんだと思います。

 

生きていることへの感謝、そして、命の意味を考えることに

よってうまれる万物への感謝、

その心を持てば、誰に対しても何に対しても、

もちろん自分にとっても、

優しい生き方ができるような気がします。

毎日、たくさん、「ありがとう」って言える人生でありたいですよね。

 

また、思い遣りと同じ意味のように、配慮という言葉を耳にしますが、

私は時々、疑問に感じるときがあります。

誰しも、自分が望んでもいない事を押し付けられるのは

決して気分のいいものではないと思います。

同様に、思いやりや、配慮も、一方的な押し付けでは全く意味が

無く、逆に相手を傷つけてしまいます。

心は見えません、思いも見えませんが、言葉や行動で

表現することはできます。

一方的な思い込みや、勝手な都合によって、

間違った表現をすることの無いように、

本当に相手が望んでいることを、言われずも察して、

さりげなく行動することが、

本当の意味での思い遣りなんではないでしょうか。

本当の感謝、思い遣りとは・・・これからも自分に問いかけながら、

体験談を交えて伝えていきたいと思っています。

感謝。

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