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ゆーどきスタイル
2025年08月18日
宮崎の伝統工芸「小松原焼」を初体験!愛甲千笑美さん、職人技に感動(2025年08月16日放送)
今回は、雑誌やCM、人気ブランドのモデルとして活躍しながら、みやざき大使としても地元の魅力を全国に発信している愛甲千笑美さんが登場!
宮崎に帰ったら必ず行く場所は?
「帰省したら青島神社には必ず行きますね。同級生のお店にもよく顔を出します。」と、地元ならではの行きつけを教えてくれた愛甲さん。
ファンが訪れたくなるような具体的な名前が次々と飛び出しました。
「宮崎は本当に心からほっとできる唯一の場所。頑張りたいとき、心が折れそうなときに思い浮かぶのはやっぱり宮崎なんです」と語るその言葉から、故郷への強い思いが伝わってきます。
モデルだけじゃない!料理好きな一面
実はアスリートフードマイスター2級の資格を持ち、Instagramでは「ちえみのごはん」というアカウントで手作り料理を発信中。
「料理はコロナの時期から始めたんです。テーマは"簡単で体にやさしい"こと。試行錯誤しながら楽しんでます」カラフルでヘルシーなご飯の数々はフォロワーからも好評。
現在は、UMKのウェブメディア「MONE」でもレシピ連載がスタートし、より多くの人に"簡単で美味しい"アイデアを届けています。
宮崎の伝統工芸「小松原焼」を体験
今回、愛甲さんは400年以上の歴史を持つ小松原焼に挑戦しました。
県の伝統的工芸品に指定されている「小松原焼」。
16世紀に朝鮮から日本に渡来した初代の陶工が鹿児島で始めたのが起源で、1860年に都城市小松原町に窯を移し「小松原焼」の名称で知られるようになりました。
第二次世界大戦中に一度途絶えたものの、1971年に宮崎市月見が丘に窯を移し再興。現代まで引き継がれています。
土練りからロクロ、釉薬(ゆうやく)がけ、窯入れまで、器作りの一連の工程に挑戦しました。
最初に体験したのは「菊練り」と呼ばれる土練り。
練るたびに菊の花びらのような文様が浮かび、土の中心と外側の硬さを均一にする重要な工程です。
先生からは「初めてにしてはなかなかいいよ、80点!」と太鼓判をもらいました。
ロクロを使った成形にも挑戦。
指で土を挟みながら少しずつ形を上げていくと、器らしい形に。
成形が終わり素焼きをした器には「釉薬(ゆうやく)」をかけます。
釉薬とは木灰や長石などガラス成分を含む液体のこと。焼き上げることで光沢や独特の色合いが生まれます。
「この窯には8つも釜があって、それぞれ違う色合いが出るんです」と先生。
実際、同じ釜でも条件によって仕上がりが変わるそうで、偶然の美も小松原焼の魅力の一つです。
出来上がった器は...
後日スタジオには焼き上がった茶碗が到着。
愛甲さんは「我ながら結構よくないですか?色合いが優しくて可愛い!」と大満足。
先生は「小松原焼の魅力は"肌"ですね。器を見て『あのお魚を盛りたい』『お肉を乗せたい』と想像することも陶器の魅力」と語ります。
「世界にひとつの器を作れるって特別。」と笑顔を見せた愛甲千笑美さん。
「器が完成するまでにこんなに工程があるなんて感動しました。陶芸家さんは料理をどう盛るかまで考えて器を作っているんですよね。思いをすごく感じました」と、体験を通じて新たな発見があったようです。
今回挑戦した小松原焼は、子どもから大人まで気軽に体験できるとのこと。宮崎の伝統工芸を、自分の手で作ってみるのもおすすめです。
■小松原焼窯元
宮崎市月見ヶ丘6-7-15【MAP】
TEL:070-5532-9532