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2024年02月19日
石川県珠洲市出身の男性の思いとは(2024年02月17日放送)
多くの犠牲者を出した能登半島地震。
被災地では今も断水が続いているところがあり依然として多くの方が避難所 生活を送っています。
地震発生当時は宮崎にいたため被害を免れた、石川県珠洲市出身 浦野博充さん。
普段は石川県珠洲市で暮らし両親と農園を経営している浦野さん一家は、雪で農業ができない12月から2月の間だけ妻の実家がある宮崎のきゅうり農家で働く2拠点生活をしています。
能登地震が発生した1月1日も宮崎市にある妻の親戚の家で過ごしていました。
- 【話:石川県珠洲市出身 浦野博充さん】
テレビで自分の知っている街が崩れる瞬間は不思議な感覚で、僕も妻も言葉にもならない感じでした。
父親と連絡がついたのは地震発生から4日後。
両親は避難所に身を寄せていました。
浦野さん家族が両親と同居していた木造2階建ての家は地震の揺れで大きく歪み全壊。
両親は現在も避難所生活を続けており、断水が続くなか生活再建の目処は立っていません。
大きな爪痕が残る珠洲市の今を自分の目で確かめるため、今週浦野さんは一人でふるさとへ向かいました。
浦野さんが珠洲市へ帰ると聞いた宮崎の知り合いから多くの支援物資を託されたそうです。
- 【話:石川県珠洲市出身 浦野博充さん】
私が知っている景色とはもう別世界な感じ。家も崩れている、斜めに建っている、道はひび割れて陥没している、あの人の家が潰れている・・とか、人の顔も浮かぶような感じ。
父 政幸さんとも無事に再会。
いつもと変わらず家の周りで作業している父親の普段通りの姿を見て安心したと浦野さんは話します。
宮崎の人に伝えたいこと
- 【話:石川県珠洲市出身 浦野博充さん】
いつ起こるかわからない、その「いつ」を常に持っておいた方がいいのかなと思いました。「私のところには来ない」「 今は大丈夫だろう」というより、 頭の片隅に常に置いておくようなイメージで行動していくのがいいのかなと思いました。
浦野さんは、未来を想像できない大変さを感じた一方、先が見えない状況のなか珠洲市に残るという強い決断を人たちがいることで、これから復興が進んでいくのだろうということも感じたと話します。
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