番組表
フォーカス
2024年02月12日
現在の若者の恋愛・結婚感調査(2024年02月10日放送)
20代から40代の独身男女を対象にリクルートブライダル総研が調査し報告した調査の結果
男女ともに約7割が恋人がいないという結果。
「恋愛は時間とお金の無駄である」と考える人も若い世代を中心に増えている。
「結婚を意識する相手としか付き合わない」と答えた割合が40代30代よりも20代の方が高く、若い世代ほど恋愛の効率性を求めている傾向があるようです。
結婚したいと考える人の割合は半数にも達していない。
一方で結婚したくないと考えている人は4人に1人。
男女それぞれの結婚したくない理由TOP5
これら恋愛・結婚調査の結果について宮崎大学 地域資源創成学部 杉山智行教授に話を聞いてきました。
【話:宮崎大学 地域資源創成学部 杉山智行教授】
恋愛とか結婚とかパートナーを作っていくということが損得になっているということに非常に危機感を持ちました。 損得じゃないところで人生のパートナーって選ぶものですよね。 ところがそれを許さない経済状況とか社会があるということをまざまざと見せつけられたと思っております。 今の若者が生まれた時から日本は不景気だった。 デフレがずっと続いてバブルが崩壊した後で生まれているので、親が苦労している姿をずっと見続けた影響というのを大きく受けていると思います。
結婚は人生で一番の幸せの絶頂であるべきなんですよ。でもその幸せの絶頂であることを親は伝えてないのではないでしょうか。結婚はとても素晴らしいものだという気運を高めることより、少子化における社会的な圧力がかかって「結婚しないといけない」と勘違いをしてしまっているのも多いのではないか。本来、結婚は楽しいものであって幸せなものであって子育ても面白いものだと思いますが、正面から伝わっていないのではないでしょうか。