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2022年04月18日
宮崎と関西のかけ橋に「フェリーたかちほ」就航(2022年04月16日放送)
いよいよ就航した宮崎カーフェリーの新船「フェリーたかちほ」。
4月15日に宮崎港を出発して4月16日朝、神戸港に到着する初めての航海を終えて新たな歴史の1ページを刻みました。
今回はその「フェリーたかちほ」の美しくなった船の魅力と航海の様子をご紹介しました。
宮崎カーフェリーの新船「たかちほ」。導入から25年が経ち老朽化した[みやざきエキスプレス]の後継として、約2年をかけて建造されました。
全長は194 mと前船より24m長く、より快適に船内での時間を過ごすことができるようになっています。
3階と4階部分に設けられた客室は、船が大きくなったにも関わらず最大定員が690人から2割ほど減って576人に減少し、これまで多く設けられていた広間型の客室を減らして、変わりに個室の数が増えています。
そこには、乗船客のニーズの変化で個室が好まれるようになったことや会社側の長時間の船旅を快適に過ごしてほしいというメッセージが込められています。
216室用意された個室の中で最もリーズナブルなのはビジネス利用や1人旅におすすめのシングルです。
窓はありませんが1人部屋でゆっくり休むことが可能です。
■シングル 片道 2万540円(大人1人 6月までの正規運賃)
店内で最もランクが高いお部屋がプレミアムツイン。
トイレやお風呂までついていて、ホテルのような空間です。
お部屋は開放感があってとても広く、大きな窓も付いているので快適な船旅が過ごせます。
■プレミアム 片道 2万8240円(大人1人 6月までの正規運賃)
また、船旅の楽しみといえばレストランでの食事。
バイキング形式で並んだ料理の数々が乗船客をもてなします。
今回の初航海は、台風の影響で瀬戸内海ルートに変更となり海が荒れる中での出航となりましたが、一夜明けて見えてきたのは素晴らしい景色でした。
岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋の下を「フェリーたかちほ」がくぐる時に雄大な橋の姿を望むことができる、フェリーならではの景色が広がります。
印象的な吹き抜けのエントランス。イベントスペースでのジャズ演奏。
優しくリズミカルな音色に乗客もうっとり・・・
また、大きな窓のついたお風呂は乗客にも大人気。
4月16日の予約状況は、個室はほぼ満室でした。
ゆったりと快適に過ごすことができる12時間の船旅。
みなさんも、ぜび「フェリーたかちほ」に乗船してみてはいかがでしょうか。