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2025年06月23日
元バレー部監督が選んだ"第2の人生" 日之影町の田んぼで始まった新たな挑戦(2025年06月21日放送)
宮崎県日之影町。
大きな田園が広がる岩井川地区に、新米農家として第一歩を踏み出した一人の男性がいます。
甲斐 牧人さん(48)は、元日本代表・新鍋理沙さんや内瀬戸真美さんなど日本代表も輩出している名門・延岡学園女子バレーボール部の元監督。
春高バレーでは3度の全国出場を果たしました。
今年4月、父・喜夫さんの手術を機に教壇とバレーボールの現場を離れ、地元・日之影で全くの未経験から農業の世界へと飛び込みました。
田植えの手ほどきは"父"から
田植えの様子を見に行くと、少しぎこちない様子で田んぼに立つ甲斐さん。
指導役は父・喜夫さん。
田植機の扱いから稲の植え方まで、ひとつひとつ丁寧に学ぶ姿に、真新しい決意がにじみ出ています。
作業中、厳しい声が飛ぶ場面も。「今までは家では父親として頼りない人だった」と言いながらも、美穂さんの表情にはどこかうれしさと誇らしさがにじみます。
挑戦はまだ始まったばかり
父・喜夫さんは50歳で町役場を退職し果樹園を立ち上げました。
そんな父の背中を追いかけ、「いつかは超えたい」と語る息子の決意に、喜夫さんは喜びをかみしめていました。
甲斐さんは、消費者の「おいしい」という声が原動力と話します。
「この田舎が好きで、ここで育ったからこそ、ここを大切にしていきたい。」甲斐さんの挑戦は、単なる転職ではなく"家族と故郷を守る選択"そのものです。
「1日1日が新鮮。充実した毎日です」と笑顔を見せる甲斐さん。
かつて選手たちに「チャレンジを楽しめ」と鼓舞していたその姿は、今、自らの人生で実践されています。
「甲斐果樹園」のお米や加工品は、延岡や高千穂のアンテナショップ、宮崎市の生産者直売市(10月)でも購入可能。
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