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2026年04月27日

人口1200人の村にUターン 東京で活躍したデザイナーが仕掛けるクリエイティブな挑戦(2026年04月25日放送)

人口1200人の宮崎県・諸塚村が、面白いことになっている。
東京で10年間キャリアを積んだデザイナー・甲斐昭兵さんは「この村には価値しかない」と、コーヒー焙煎店を拠点に、デザインの力で村のポテンシャルを次々と開花させている。
自然と共生し、楽しみながら村の未来をアップデートしていく――そんな甲斐さんの"最高にワクワクする"生き方に迫る。

01 諸塚村

宮崎市から車で約2時間、人口約1200人の小さな村、諸塚村。
面積の95%を森林が占め、林業や椎茸栽培が盛んなこの場所に、2024 年11月、村で唯一のコーヒー専門店がオープンした。

02 甲斐昭兵さん

出来立てにこだわったコーヒー焙煎店「iihi」
この店を一人で営むのが、諸塚村出身の甲斐昭兵さん(38)
甲斐さんは「諸塚で、全く諸塚に関係ないことに挑戦して、新しい魅力を作っていってみたい」と話す。

03 デザイナー甲斐昭兵さん

そんな甲斐さんの本職は、デザイナーだ。
東京で10年間デザイナーとして活動し、7年前に故郷へ戻ってきた。
甲斐さんは、これまで専属デザイナーがいなかった村に、新たな風を吹かせた。

04 甲斐昭兵さんのデザイン

諸塚村の特産品販売所「もろっこはうす」には、甲斐さんがデザインした商品が多数並んでいる。

05 浮田宗一郎さん

  • 【話:もろっこはうす 浮田宗一郎さん】
    (甲斐さんは)元々諸塚出身ということもあって、諸塚のことをよく知ってらっしゃる。諸塚の外から見た良さ、内側から出てくる良さの両方を引き出してくれる。諸塚の温かさを感じるデザインでありながら、洗練されたオシャレなデザイン。

06 甲斐さん

甲斐さんは「人と話していても、"この言葉はアイデアになるな"とか、常に考えてしまう」と、デザインが日常に溶け込んでいると話す。

東京で見つけた夢と故郷への思い

1987年に諸塚村で生まれた甲斐さん。雄大な自然の中で中学卒業まで生活した。高校進学と同時に村を離れるが、高校1年生のときに途中退学し、好きだったピップホップからDJを始め、仕事を転々とする日々を送る。

07 デザインの世界へ

そんな中、興味のあった建築をきっかけにデザインの世界へ。
内装の仕事をしていたが、東京の街に溢れる広告に憧れを抱き「デザインというものに挑戦してみたい」と本格的に学び始めた。
ようやく見つけた夢。しかし、当初は大きな勘違いをしていたという。

  • 【語:デザイナー 甲斐昭兵さん】
    最初は、デザインは「アーティスト」や「自分を表現できる場」だと捉えていたけど、「君の考えはいらない。"お客さんの想い"を形にしなさい」と思いっきり叱られて。それからデザインの役割や、デザインの力がはっきり見えてきて、これなら人の役に立てるかもしれないと思いはじめて、更にデザインというものにはまっていった。

08 独立

甲斐さんは専門学校卒業後、雑誌出版社でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせ、27歳のときに「YAMA TO BOKU」という屋号で独立。
第一線で活動できるようになった頃、ある思いが芽生えた。

09 デザインの見えやすさを

  • 【語:デザイナー 甲斐昭兵さん】
    まだデザインが流通してない場所でやったら、もっとデザインの力が見えやすくなるんじゃないかなと思った。そこで浮かんだのが故郷の諸塚村。ここでデザインに取り組んだら、どんな風に良くできるんだろうとすごく興味が湧いてきて、諸塚村に戻って挑戦してみようと思った。

デザインで描く村の新たな循環

諸塚村に戻り、甲斐さんが手掛けた仕事の一つが、村の看板となるロゴマークだ。

10 諸塚村のロゴ

水滴をモチーフに、諸塚村の"つながり"を表現。水滴が流れて文字が書かれたような書体もオリジナルだ。
水溜まりや木の葉で自然を感じられるようにこだわったという。

  • 【語:デザイナー 甲斐昭兵さん】
    「自然」と「人のつながり」が循環しているようなところが諸塚村らしいと思う。中学校を卒業したらみんな村を出るけど、また戻ってきて、村に栄養を与えてくれるような、そんな循環が続いてほしいなという思いを込めた。"新しい諸塚らしさを創っていくぞ"ということに力を入れている。

デザイナー視点の諸塚

甲斐さんは諸塚村に戻ってきたとき、村は価値だらけですべてがキラキラと輝いて見えたという。
本来デザインは「装飾」がメインになってくるが、諸塚村では商品の機能やコンセプトの立案にも携わることができ、やりがいが増えたと話す。

11 新商品の打ち合わせ

甲斐さんは村が抱える課題の解決にも取り組んでいる。
この日行われていたのは、開発中の新商品の打ち合わせ。
椎茸栽培が盛んな諸塚村では、生産者の高齢化などで原木となる木の多くが廃材となってしまう課題があった。

12 マイスキー

そこで役場と共同で開発しているのが、お好みのお酒に入れ熟成させることで香りと味わいの変化を楽しめる商品「MYSKEY(マイスキー)」。

この日は数ヶ月後の商品化に向け、パッケージの改良について話し合われていた。

売り場を考えると、横型より縦型の方が並べやすい。フックの穴を作って、より売りやすい形を目指しました」と甲斐さんが提案した改良案に、役場の担当者も「コンパクトで場所も取らないし、中身が見えるのもいい。お客さん目線、事業者目線で出来上がったと思います」と頷く。

  • 【話:諸塚村役場 藤本英博さん】
    甲斐さんは単なるデザイナーというわけではなく、諸塚村の人たちも知らない魅力を発掘してくれている。これからも違った角度から資源や森を見て、そこから諸塚の価値をみいだしてほしい。

甲斐さんは、故郷での仕事について「小さい頃に遊んでもらったおじさんたちが、こんなにも諸塚のためにかっこよく働いていたんだと、新しい一面が見える。そういう楽しみもある」と話す。

諸塚で行う「デザイン」

諸塚に帰ってきて、ようやくデザイナーになれた」という甲斐さん。
自身の役割をグラフィックデザインだけに留めず、村の未来に貢献したいと話す。

13 村に若い人が残る

  • 【語:デザイナー 甲斐昭兵さん】
    若い人が村に残り、暮らす人が楽しくなるにはどうすればいいか。自分で考えたものを形にして、次の世代もしっかり巻き込んで、仲間として一緒に頑張っていきたい。

若い世代が村から出ていくことに悔しさを感じていたという甲斐さん。
諸塚で好きなことができると証明したい」という強い気持ちが、彼の挑戦を支えている。甲斐さんのデザインが、故郷の未来を明るく照らし始めている。

14 マイスキー

諸塚村の木を活用したお酒に入れて楽しむ「MYSKEY(マイスキー)」は、6月頃販売開始予定
詳しくは... Instagram:https://www.instagram.com/iihi.store/

(テレビ宮崎)

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