美郷町 北郷 入下地区（135世帯245人：2021年）

"もうひとつの"こどもえん yattara
3歳から6歳まで、6人の園児が通う小さな小さな保育施設。
宮崎県に登録している認可外保育施設として、園長上村さんの自宅を園舎に活用。
毎週月曜日～金曜日、朝9時半～午後3時半まで子供達を保育しています。

yattara＝やりたいことをやりたいようにやってみる

"もうひとつの"こどもえん yattara
園長 上村かおりさん

天気の良い日は外で活動

たたき染め：藍の葉の色素成分をたたいて出し染める。

バッタや蝶をつかまえたり、自然のなかで活動しています。

神村さんは熊本県出身
19歳の時バックパックでのヨーロッパ一人旅を経験し、その後和菓子職人に。地元熊本にUターンした後、美郷町で暮らしていたご主人と知り合い、美郷町の豊かな自然と山里でのゆったりとした暮らしに魅了され、2015年の結婚を機に移住。

• 【話："もうひとつの"こどもえん yattara 園長 上村 かおりさん】
  自分達自身も美郷町の自然あふれる環境をダイレクトに感じて子育てしたいと思って移住してきました。
  風に吹かれて外で遊ぶ時間は本当に豊かな時間なんだろうと思います。小さい時にこのような刺激を受けるのは、これから人生の土台を作っていくための大きな鍵を握っていると思います。

近所で拾った銀杏でおやつ作り

yattaraでは山の暮らしを体験していく中で、刃物の危険性や正しい使い方を覚えていきます。
薪割りは3歳からやっているという 愉太君（6歳）
「たまに怪我はしているけど、怖くはなくなった」と教えてくれました。

• 【話："もうひとつの"こどもえん yattara 園長 上村 かおりさん】
  ここの暮らしそのままの雰囲気で、子供達と炭や薪を使ったりする暮らしをしたいと思ってここに住んでるので、この暮らしのまんまの保育園を作って、子育てを応援していきたい。

地元敬老会でひょっとこ踊りを披露する親子

• 【話："もうひとつの"こどもえん yattara　園長 上村かおりさん】
  現在は田舎暮らしに憧れて移住している家族が多く利用しているyattara。
  「魅力的な場所に来て暮らしていけるのは、山の暮らしや風景を守ってきた地元の方々のおかげ。yattaraとしても、地域の人たちと手を取り合うことで、子供達にとって大事なものを育んでいきたいと思います。」

これからのyattara

• 【話："もうひとつの"こどもえん yattara 園長 上村 かおりさん】
  子供も大人もリラックスした状態でやりたいことをやることができるコミュニティを作りたい。ここでの活動がより賑やかになっていって、子供の多様性も大人の多様性ももうひと賑わいして行くと、すごく嬉しいなあと思ってます。

■"もうひとつの"こどもえん yattara
認可外保育施設
職員：8名（保育士4名・看護師2名他）
定員：11名（1歳児 ～ 未就学児）※一時預かりも行っています。