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2026年06月29日
「千載一遇のチャンス」霞ヶ関キャピタル かつての新婚旅行の聖地に進出 豊かな海と空の開放感を最大限に活かしたホテルを建設へ(2026年06月27日放送)
「もう何をやってもダメかもしれない」――そんな諦めの空気が漂っていた青島が、今、再び熱い視線を集めている。
青島ビーチパークのオープンを機に再生の波に乗るこの地に、霞ヶ関キャピタルが新たなホテルを計画中。
決められたサービスではなく、自分の時間を楽しむ「セルフホスピタリティ」という選択肢が、青島にどのような化学反応を起こすのだろうか。
聖地・青島の復活と新プロジェクト
宮崎県内有数の観光地「青島」。


1960年代から70年代にかけて、年間130万人以上の観光客が訪れる新婚旅行の聖地だった。

青島で生まれ育った青島神社の宮司・長友安隆さんは「子どもの頃がちょうど新婚旅行ブーム時代の終盤で、すごく多くの新婚さんや修学旅行生が来ていた。当時、この島から学校に通っていたが、人が多すぎて歩けなかった記憶がある」と当時を振り返る。
その後、ブームは海外旅行や離島へと移り変わり、青島を訪れる人の数は2006年には56万人まで減少した。
- 青島神社宮司 長友安隆さん:
地元の皆さんも「もう何をやってもダメじゃないか」という諦めの雰囲気があったが、やはりそこをもう一度と、地域活性化の活動に取り組み始めました。

転機となったのは、2015年の「青島ビーチパーク」のオープンだった。

さらに2022年には「青島ビーチビレッジ」と「NOT A HOTEL AOSHIMA」、2023年には「アマンダンブルー青島」が開業し、「こどもの国」では大規模なリニューアルが進むなど、再生の動きは加速していく。

こうして観光客の数は2023年に約116万人にまで回復した。
この再興の波に乗るように、現在、新たなプロジェクトが始動している。

2025年12月に休館した1973年開業の「青島グランドホテル」。
建物の解体が進むこの広大な土地と建物を取得したのは、東京に本社を置くコンサルティング会社「霞ヶ関キャピタル」だ。
霞ヶ関キャピタルは2020年から全国各地でホテル事業を行っている。

- 霞ヶ関キャピタル取締役 樋口達夫さん:
青島エリアの中でも本当に一番いい場所だと思うので、千載一遇のチャンスだということで、青島でホテル事業に参画するという形を取りました。海の近さや海の広さ、あの場所から見える空の広さ、開放感は、国内でも得難い立地だと思うし、周辺の空気感というか、雰囲気がすごくいいところも魅力だと思います。
自由を楽しむ「セルフホスピタリティ」
霞ヶ関キャピタルは現在、全国にビジネスからリゾートまで価格帯やスタイルの異なる6つのブランド、21のホテルを展開している。
手がけるすべてのホテルに共通するコンセプトが「セルフホスピタリティ」だ。
これは、決められたサービスを受けるのではなく、自分のやりたいことを自分のタイミングで選ぶという、現代的な自由度の高さを重視するスタイルだ。

2024年9月に沖縄県石垣島にオープンした同系列のリゾートホテル「seven×seven石垣」。
建物には琉球石灰岩を使用、植物に囲まれたリゾート空間が広がる。

客室「The Seven Pool Suite」には広々とした部屋のほかプライベートプールや本格サウナを完備。アイランドキッチンでは地元の食材を買い込んで料理を楽しむこともできる。


館内には宿泊者全員が利用可能なファミリープールがあり、3つの深さとジャグジーや温水仕様など、子どもから大人まで遊ぶことができる。
また、20歳以上限定のプールや、水着着用のまま食事や飲み物を楽しめる大人限定のエリアも人気だ。


霞ヶ関キャピタルはサウナにもこだわっている。国内外で数多くのサウナ施設を手がけるサウナクリエイティブ集団「TTNE」監修の本格フィンランドサウナを完備。
このほか、ホテルには地元の食材を使用した料理が味わえるレストラン「BATIDA」や、赤色LEDで彩られたBar「Red.」も。

宿泊客からは「子どもたちも大人も楽しめる。ホテルの中で全部済む。食事もサウナも最高だった」「プールが2つあって、夜も昼も楽しめたのが良かった」などの声が聞かれた。
世界へ発信する宮崎観光の新たな拠点
青島で計画されているホテルは、100室を超える規模になる見通しだ。
温浴施設や本格的なサウナの導入も検討されており、青島の豊かな海と空の開放感を最大限に活かした設計が期待されている。

- 霞ヶ関キャピタル取締役 樋口達夫さん:
世界に誇れるような、青島を世界に発信できるような「あのホテルがあるから青島に行きたいよね」と言っていただけるような、そういうホテルを作っていけるといいなと思っています。
かつての賑わいを取り戻しつつある青島に、現代のニーズに合わせたラグジュアリーな宿泊施設が加わることで、国内外からさらに多くの観光客が訪れることが期待される。
新婚旅行の聖地から、世界に選ばれるリゾートへ。
青島の新たな挑戦が、宮崎の観光を次のステージへと押し上げようとしている。
(テレビ宮崎)






