宮崎県立芸術劇場が実施している演劇公演「新 かぼちゃといもがら物語」。
宮崎を舞台に、今を生きる人々の暮らしから、日本社会が抱える様々な課題を描くシリーズ。
第7弾は2018年に初演し、好評を博した「神舞の庭」。

• 「神舞の庭」
  宮崎の山間にある集落で代々その地区の神楽を受け継いできた中崎家。祭りの前日、実家で暮らす次男夫婦のもとに、東京在住の長男が妻子を連れて帰ってくる。同日老母が倒れて昏睡状態に。混乱の中、中崎家の人々が抱える悩みが明らかに・・・

今回は、2020年に上演した「シリーズ第５弾　神舞の庭」でも主演を務めた大沢健さん（東京都出身）がスタジオに登場！！

人柄がみんなあたたかくて、宮崎弁も独特なほんわかした宮崎の雰囲気がすごく好きだと語る大沢さん。
宮崎県を舞台にした話なので、宮崎をもっと知るために稽古日以外は観光にも時間を費やしたそうです。
コシのない宮崎のうどんの魅力にハマっているんだそうです。

作品の演出担当をするのは、演出家・立山ひろみさん（宮崎市出身）。
2015年10月から県立芸術劇場の演劇ディレクターを務めていて、これまで「新かぼちゃといもがら物語」ではシリーズ4作品の演出を担当しました。

• 【話：演出家・立山ひろみさん（宮崎市出身）】
  宮崎で生きてて自分たちの中では「当たり前だ」と思う感覚ってあると思うんですよね。だけどそれって本当はとってもかけがえがないっていうか。自分も東京と宮崎を行ったり来たりしてると、「この感覚って本当に宮崎でしかない」みたいな美しさとか温かみみたいなことがあって。"家族"だったり" 故郷"だったり、神楽を象徴するような地元の人たちの"集まり"を、舞台上で目の前で体感していただけると、普通にそこにあるものをより一層愛おしく大切な宝物のように思っていただけるんじゃないかなって思っています。

• 【話：主演 大沢健さん（東京都出身）】
  宮崎の方は神楽を身近に感じられるかもしれませんけど、神楽を身近に感じていない方でも、神楽を通してこの人間の絆や家族の愛情が改めて再確認できる、気づかされるようなそんな作品かなと思います。

念願の東京公演について

• 【話：主演 大沢健さん（東京都出身）】
  この宮崎で作られた作品が、東京の人達にどういう風に響くかっていうのがすごく僕らも楽しみ。神楽を通じた"絆"を東京の人にも感じ取っていただける作品かなと思うのでぜひ見ていただきたいなと思いますね。

舞台「神楽の庭」
チケット問い合わせ：0985-28-7766
宮崎公演 3月1日（水）～ 5日（日） メディキット県民文化センター
東京公演 3月11日（土）・3月12日（日） 東京芸術劇場シアターウエスト
※託児の受付あり：公演日の1週間前までのお申し込みが必要です。