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2016年08月02日

ベテラン職人の手技 麦わら帽子(8月1日放送)

ベテラン職人の手わざで作られる麦わら帽子をご紹介します。
きょうから8月、夏本番。
夏の定番アイテム、温かみあふれる手作りの麦わら帽子の話題。
宮崎市にある1909年創業の「井上製帽所」を訪ねました。
100年以上に渡って麦わら帽子を作り続けている専門店です。

井上製帽所

ご主人の井上智文さん。
107年続く老舗工房の4代目として、製帽所を切り盛りしています。

井上智文

県内にも戦前は10軒以上帽子製作所があった。
家でも年間10万枚以上作っていた時も。
その数も今は3軒
生産量も10分の1に減ったが、手作りの良さを感じてほしい・・という思いで続けています。
帽子作りを担当するのはこの道60年ベテラン職人の時任慶子さん。

時任慶子さん

数本の麦を編んだ紐を専用のミシンで円を描くように縫い合わせていきます。
頭部の中央から縫い始めサイズに合わせて丸みをつけ、平たいつばの部分を作ります。
きちんと揃った縫い目。
決め手は左手の指の動きです。
リズミカルに、スムーズに動かしていますが、力加減や角度を少しでも間違えると縫い目が歪み、型崩れにつながります。

時任慶子さん

左手の動きがポイント。勘で動かしています。
自分の頭のサイズにあった帽子を作ってもらえるのも専門店ならでは。
つばの広さやデザインも注文に応じてくれます。

麦わら帽子の作成

縫いあがった帽子はプレス機で押さえ、型をつけます。
縫い目がぴたりと落ち着き美しい形に。
倉庫には、出荷を待つ帽子たちが並びます。
カラフルな麦わら帽子をはじめ、農作業などで使う布付のものやヘルメットに付けられるドーナツ型のつばなども。
親子でお揃いの帽子を注文する人もいるそうです。

雨に濡れたらよく拭いて陰干し

雨に濡れたらよく拭いて陰干しを。
麦藁帽子は日に焼けやすいため、光の当たらない場所で保管するのが長持ちさせるコツです。

relife_20160801_07

原料が入りづらくなったり、安い帽子が出てきたりと昔ながらの手作業を続ける工房には厳しい面もあるが、気持ちよく使い続けてくれる帽子を作り続けたい。

お問合せ

日差しを防ぎ、風を通してくれる機能性豊かな麦わら帽子
この夏、お気に入りの1つを取り入れてみては。

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