端午の節句に向け始まった五月人形商戦。
人気の傾向をご紹介します。

木のパーツを組み合わせて作った五月人形。組み木作家小黒三郎さんが手がけた作品。
手のひらサイズで１つ１つ全て手作り。中には１年待ちの製品もあるという、人気の人形。

木製のおもちゃなどを扱うこちらの店舗では、仕入れた五月人形は完売目前。
現在、入荷待ちの状態だということです。

「コンパクトで子供も気軽に触れるのが人気の理由かと。
ここ数年人気が高まっていて、店頭の物もほとんど売れた」

端午の節句に向けた始まった五月人形商戦。

宮崎市内の大型店では、先月下旬から、五月人形の特設売り場が設けられています。
かつては赤など単色の糸で編まれた鎧兜、金屏風が定番でしたが、最近は変わってきたといいます。

「金色など華やかな糸を使った鎧兜や、龍や虎など絵柄のある屏風など色彩にこだわったデザイン性の高い　商品が増えてきました」
こうした流れを受け、ことしは色合いが強調された商品の品揃えを増やしました。
価格は高めですが、好調な売れ行きだということです。

「高品質高額な商品も人気が高まっていて、１００万円を超す商品も動く。
少子化の中、鎧兜が子供を守るお守りということが改めて重要視されているのでは」
さらに、映画「スターウォーズ」の悪役ダース・ベイダーをモチーフにした五月人形。
こちらも人気商品です。
個性的なデザインや細部まで凝った作りなど、質の高い品物が好まれる傾向もあるということです。

「節句だけでなく卒業などお子さんの節目に飾ることで家族の絆も深まると思う」
家庭で飾る際の一工夫です。
五月人形の収納箱を活用して台座代わりに。
色紙で作った小さな鶴などを鎧兜の周りに飾れば、温かみが増します。
こどもの健やかな成長を願う日本の伝統文化。
ライフスタイルは変わっても大切にしていきたいものです。

■お問合せ
キッズランド もくもくハウス
TEL：0985-52-1100（火曜日定休）

お人形のわらべ
TEL：0985-69-4334