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2016年01月15日

大腸がんの早期発見へ・・・効果に期待”カプセル型”内視鏡(1月14日放送)

宮崎県内のがん死亡率をみると、大腸がんが女性が1位、男性は2位となっています。国立がんセンターの発表によると、2020年には大腸がんによる罹患者数が、全てのがんの中で男女とも最多になると予想されています。

図:宮崎県部位別がん死亡率

もはや国民病ともいわれる大腸がんの早期発見と治療にむけ県内では民間の宮崎医療センター病院で、カプセル型内視鏡の本格的な運用が始まっています。

Q:宮崎県の大腸がん検診受診率はどのくらいなんですか?

A:今出ているデータでみると、19.5%。8割以上の人が受けていない状態です。また検診を受け異常があっても、約6割の方が精密検査を受けていません。従来のおしりから内視鏡を挿入するという検査が、「痛い」とか「恥ずかしい」という理由で敬遠する人が多いようです。

宮崎医療センター病院で運用されているカプセル型の内視鏡は、長さ約3㎝、直径約1㎝のカプセルに2台の小型カメラが搭載され、これを飲み込んで大腸を撮影。

写真:カプセル型内視鏡

下剤で腸管内を洗浄した後、腹部にセンサーを取り付け、水と一緒にカプセルを飲み込みます。

写真:内視鏡のカメラ

カメラの視野角度は180度近くあり、腸管内を通過しながら、大腸の動きに合わせ粘膜の様子を撮影できます。体内を動く速度に合わせて撮影頻度も自動調節でき、6ミリ以上のポリープの発見率は9割に上ります。

図:撮影イメージ

所要時間は平均で5時間~6時間、検査後は下剤などでカプセルを取り出します。
撮影画像は記録装置に送信され、コンピュータで処理されたビデオ画像を見て、後日、専門医が診断します。

写真:記録装置

カプセル内視鏡は、ポリープの発見率も従来の検査法と比べて遜色ありません。検査費用は、腸の癒着があるなど、保険適用の場合で1回約3万円ですが、これから先、保険適用の枠ももっと広がれば、より普及につながると思いますね。大腸がんの早期発見へ検診が自分の命を守る事につながることを再認識し、定期的に受診しましょう。

■お問合せ
宮崎医療センター病院

TEL:0985-26-2800

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