こころの病気は、誰でもかかる可能性があります。

自分のまわりでも、「もしかしたら、この人悩んでいるのかな」と感じることもありますよね。
どこに相談すればいいのかわからない時、「青T」で検索すると、「みやざきこころ青Tねっと」が出てきます。

これは、様々な悩みや心配事、心の病気を抱えている人のための、県民向け情報サイトです。
年間約2万5千人に及ぶ自殺を食い止めるため、行政も、こころに関する相談をより充実させようと取り組んでいます。

Q. 宮崎県における自殺の現状は、どうなっていますか？

昨年の自殺者数は、10万人あたりの自殺者数で調べると265人で、残念なことに都道府県別では全国でワースト3位、九州では1番目に高くなっています。

Q. どんなことが原因になっているんでしょうか？

健康問題が最も高く、次に経済、生活問題、家庭問題と続いています。健康問題の内訳は、精神疾患が約50％を占めており、そのうちうつ病が、全体の32.3％です。この健康問題は、年々増加傾向にあるのが現状です。

様々な悩みの電話相談に応じてくれる宮崎自殺防止センターでは、年間2400件を超える相談にボランティアスタッフが交代で応じています。

Q. 相談者は、男性・女性どちらが多いのですか？

大迫半々ぐらいですね。ただ、自殺者の割合は4分の3が男性で、4分の1が女性です。
男性の方が悩みを抱え込んで、相談もできずにいるという傾向にあるように思います。

Q. どんな相談が寄せられているんですか？

健康問題、仕事、学校のこと、人間関係など様々です。
高齢者だと「足が悪くて外出できずひとりぼっちで寂しいなど・・」

Q. 悩んでる方に言ってあげたいことは何ですか？

この窓口に電話をして、答えが出るわけではありませんが、人に話すことでほっとする時間になるかもしれないので、死にたいほどの悩みを抱えている方は、まず、ここに電話をかけてみてください。

つらい時は、一人で悩まず、ダイヤルしてみてください。

■宮崎自殺防止センター
TEL：0985（77）9090
月・水・金・日曜
午後8時～午後11時

また、この番号だけではなく、他にも、様々な悩みを相談できる窓口は、数多くあります。

こころの電話帳を検索するとたくさんの機関が紹介されています。

具体的に死にたいと思わなくてもその手前の状態で悩みを解決するために相談するのは、とても前向きなことです。
こころの電話帳には、相談内容に応じた専門機関が掲載されていますので、悩み事がある時は、まずお電話してみてください。

迷った時は、宮崎県精神保健福祉センターにおかけください。

悩みの種類によって、窓口をご案内します。
また、身の回りに心配な方がいらっしゃる時は、ぜひ、電話相談をすすめてあげてください。

■宮崎県精神保健福祉センター
TEL：0985（27）5663