梅雨の間、汗や湿気をたっぷり吸った布団。
晴れた日にたっぷりお手入れしてあげたいものです。
そこで今日はふっくらと快適に使える布団のお手入れ方法をご紹介します♪

尋ねたのは明治5年に創業した老舗の寝具店「大村ふとん」さんです。

手入れの基本は乾燥です！
起床後しばらく広げ、寝ていた間の熱や水分を飛ばします。

干す時のポイントは？

湿気の少ない午前10時から午後3時頃までに干します。
時々裏返して2～3時間ほどまんべんなく干す。

また、布団は強く何度も叩きません！
さっと手で払うだけで十分！
強く叩くと中の繊維がちぎれたりして、布団の寿命が短くなってしまいます。

取り込んだ後は掃除機をゆっくりかけ、細かいちり等を取ります。

そして、もう一つ。布団がふかふかに生き返るお手入れ法が「打ち直し」です。

こちらが長い間打ち直しをしていない、いわゆる煎餅布団です。

一方、こちらが打ち直した布団です。
かさが倍以上増し、ふっくら蘇ります♪

打ち直しとは固くなった綿をほぐして再び形を整える作業です。

今は機械ですが、明治時代後半頃までは「弓」を使って綿をほぐしていました。

弓の弦を引っ張り綿を打っていきます。
これが打ち直しの語源です。
綿の繊維が小さくほぐれ、細かいちりや水分等を飛ばします。

打ち直しをすれば綿は再利用でき長く使える！
季節や生活に合わせてリフォームもできますね♪

再利用出来るのは中身の綿だけじゃありません。
布団カバーも大風呂敷などに再利用できます！
通気性が良い為、布団の収納等に役立ちます♪

快適な睡眠を得る為にはお手入れも不可欠です！
布団の長持ちにも繋がります。
暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか？

■問い合わせ
宮崎市
大村ふとん
TEL：0985-29-2897