山之口スマートインターチェンジから車で約2分。
古民家めぐり、きょうはこちらの立派な武家屋敷の古民家です。
築130年を超える邸宅は、島津藩に仕えた前田家16代目の前田公友さんの住まいです。

裏山にそびえ立つ樹齢400年のムクの木は、江戸時代初期、前田家がこの地に定住した時に植えられたもの。
敷地に足を踏み入れると、時を超えた佇まいにしばし圧倒されます。
「お食事処 まえだ」開放されている40畳の大広間は、高い天井や　美しい欄間・・・
100年を超える調度品などが飾られています。

古い家なんですが、主人とふたりで暮らしております。
お料理は、自家栽培の野菜や地鶏の卵などを使用した、季節を感じて頂けるランチコースとなっています。
華やかで品のある料理・・・
まず目を見張るのは器です。
江戸から明治時代に実際に使われていたものや、私が趣味で集めたものです。
季節によって器も料理も変わりますのでお楽しみください。

ウエルカムドリンクの甘酒に、前菜。
新鮮な野菜が春の優しい彩を奏でています。
さらに宮崎牛のサイコロステーキやフキノトウが春を告げる野菜の天ぷら。
季節のご飯は、お釜で炊いた黒大豆ご飯です。
新鮮な食材に、丁寧な調理、心のこもったもてなしです。
そしてデザートは、キンカンゼリーとカボチャのぜんざいです。

山之口の自然の中で季節の移ろいをゆったりとお楽しみください。
法事や結納、節句のお祝いに利用する人も多いそうです。

懐かしくて心が落ち着く空間、武家屋敷の古民家を訪れてみてはいかがですか。