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番組審議会

第450回 平成22年2月23日

期日 平成22年2月23日(火)
場所 株式会社テレビ宮崎 会議室
議題 UMK開局40周年記念ドキュメンタリー MANCIO ~天正遣欧使節・伊東マンショの生涯~
放送日 平成22年1月2日(土)14:05~15:00放送

議事の概要

  • 映像、音楽、ナレーションそれぞれが洗練された形でよくまとまっており、本物の資料、事実の持つ説得力の大きさが伝わる、マンショの生涯を描く番組としてはまさに決定版といえる素晴らしい出来であった。
    マンショの生涯だけでなく、天正遣欧使節のその後の功績がしっかり視聴者に伝わる作りであったが、足跡を辿るにあたっては、もう少し地図を使うとより分かりやすかったのではないか。
  • 当時の使節がヨーロッパに渡り、どんなに感動したかが伝わってくるような美しい映像であった。日本には残っていない資料がヨーロッパには脈々と残り、今尚、400年にも亘ってマンショらに捧げるミサが毎年行われている凄さ、世の中の歴史はこのような出来事の膨大な積み重ねであることを改めて感じた。
    ナレーションはもう少し染み入るような声であるとよかったのではないか。
  • 非常に力の入った素晴らしいドキュメンタリーに感動した。あの当時、未知の国に渡った使節が一つひとつびっくりする場面が映像でよく表現されていた。個人的には一部の出演者の話に少々の疑問もあったが、資料のない当時のこと故、それも一つの見方かとも思う。使節のことが今でもヨーロッパでよく知られていることは本当に素晴らしい。もし当時日本人が迫害していなかったらどうなっていたのだろうかと思う。
  • 空と月と太陽と雨の映像が大変効果的に使われていた。リスボンからベネチアの距離を表現するには、「車で1時間半」などの時間ではなく、「何km」という距離の方が分かりやすいのではないか。当時の外交を考える時、使節の持参金はいくらであったのかを知りたい。
  • これまで断片的であったマンショの知識が、今回の番組でしっかりと繋がった。ドキュメンタリー番組は、何気なく通り過ぎていく日常の中で、視聴者に知性と感性を深める機会を与えるものだが、その意味でもこの番組は深い説得力があり素晴らしい。制作者の深い調査力といい、取材を取り付ける交渉力といい、その情熱と執念を感じた。使われていた曲も時代考証が正確で作りこみの丁寧さを感じた。
  • 1時間の大作でボリュームがあったが、もっと見たいと思わせる重厚で深みのある内容であった。
    スピード感もあったのでじっくり見たい。マンショの生涯を史実に基づいて丁寧に調査していく作業は大変だったろうが、彼の歴史から見られる性格であるとか、人となりの部分をもう少し紹介するとまた違う面白さがあったのではないか。是非、教養教育の素材として活用して欲しい。
  • 開局40周年記念特番と呼ぶに相応しい大作で、改めて県民に郷土の偉人について勉強するきっかけを与えてくれた。歴史の史実の流れが実にわかりやすく、至る所にマンショ縁の地があることを知り親近感を覚えた。楽器や活版印刷などマンショがもたらした文化交流の面における足跡、功績の部分をもう少し掘り下げると更に深みが増したのではないか

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