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酒井晋一郎

天気のサカイ目

星がよく見えるのは? 2020年04月24日

最近はあまり外出もできないので、夜に天体観測をすることがあるのですが、視聴者の方から「最近見える星の数が多いように感じる」との意見をいただきました。

「新型コロナウイルスの影響で夜の灯りが減って暗いのか、空気がきれいになったのか、はたまた思い込みなのか...」と感じているとのことなのですが、実際に影響はあると思います。

お店の営業時間が短くなっているため、必然的に夜の灯りが減っていると思いますし、NASAの発表では、アメリカ北東部では2020年3月の大気汚染レベルが過去(2015年~2019年の3月平均)と比べて30%減少した、ということもあり、日本でも同様のことが起こっていても不思議ではありません。

アメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/drop-in-air-pollution-over-northeast

 

ただ、現在の星の見え方を以前と比較することは難しく、断定することはできないのですが、かつて実際に起こった出来事を紹介します。

 

1994年1月17日の明け方に、アメリカ西海岸でノースリッジ地震というマグニチュード6.7の大きな地震が発生しました。
地震の規模が大きく、震源も浅かったため、被害も大きかったようです。

震源地のロサンゼルス市内では大停電が起こり、

 

「空に巨大な銀色の雲が現れた!」

 

という通報が殺到しました。

 

大地震のあとで不思議な現象を目にすると不安に駆られるかもしれませんが、この巨大な雲の正体は

 

 

「天の川」

 

 

でした。


大都会ロサンゼルスは夜の間も明るいので、停電で真っ暗になって初めて天の川を見た人が多かったようです。

 

ロサンゼルスの例は極端かもしれませんが、夜の灯りが少なくなって星空がよく見えるようになった、というのは十分にありえることだと思います。

なかなか先の見通せない状況がつづきますが、せめて星空を眺めて気持ちを休めてみてはいかがでしょうか。

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