今日はいつものクロマキー合成の天気解説とは違って、パネルを使った解説をしてみました。

今日の衛星画像では、日本の南の海上に３つの大きな雲の塊ができています。

このうち左側にあるのが今日発生した台風９号で、右側にあるのが熱帯低気圧であすにも台風に発達する見込みです。

また、中央にあるまとまった雲の塊は天気図上では対応する表示がありません。

この雲ができた原因としては、台風９号による西からの湿った空気と熱帯低気圧による東からの湿った空気がぶつかり、まとまった雲になったものと考えられます。

今後、雲の渦がまとまっていくと熱帯低気圧として成長していくことも考えられるので、台風９号も含め、今後の最新の予想進路などの確認が必要ですね。

午後３時現在の台風９号の予想進路はこちら。

来週にかけて狭いエリアをぐるりと１周し、その間に非常に強い勢力へと発達する見込みです。

まだ予報円の範囲が広く、沖縄や九州に影響を与えるおそれもあるため、今後の予想進路に注意が必要です。

また、熱帯低気圧の予想進路がこちら。

あすには台風へと発達する予想で、その後は北上し、来週前半には太平洋の沖合へと離れる予想です。

この熱帯低気圧・台風による九州への影響はなさそうです。