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酒井晋一郎

天気のサカイ目

乾燥する季節に 2022年12月09日

今週は、山沿いで雪が降ったところがあり、宮崎市でも初霜を観測するなど、本格的な冬の到来が感じられます。

そしてもう1つの冬の特徴が、空気の乾燥です。

 

すでに肌で感じていると思うのですが、晴れる日も多くなって空気の乾燥が進んでいますね。

 

宮崎の冬が乾燥するのは、気圧配置と地形が影響しています。

実際の天気図(2021年12月31日)でそのメカニズムを確認していきましょう。

 

大陸から大きく張り出してきているのがシベリア高気圧で、冷たく乾燥した空気を持っています。

221209乾燥天気図(2021年末)1.jpg

 

また、日本列島の地形は、東北から中国・四国、そして九州にかけて、山地が連なって伸びていることが特徴的ですね。

221209乾燥天気図(2021年末)2.jpg

大陸からの空気は、山地を越える際により乾燥して流れ込むことで、太平洋側の地域、宮崎の冬は乾燥しがちなんです。

 

なお、今月は今日を含めて宮崎県内に乾燥注意報は発表されていませんが、去年12月の注意報の発表状況を調べたところ、

221209乾燥注意報の発表期間.jpg

月の後半以降になるほど、頻繁に注意報が発表されていたんです。

 

週末以降も晴れる日が続くので、お肌の乾燥ケアやお休み前の火の元・火の取り扱いなどにご注意ください。

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