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番組表
大雨シーズンはいつまで? 2022年09月23日
秋分の日を迎えて秋らしくなってきましたが、新たな台風15号も発生していて、まだまだ大雨に油断ができません。
では、いつぐらいになると降水量が少なくなってくるのか、宮崎市の平年の降水量を上旬・中旬・下旬と、旬ごとにグラフに表してみました。
5月上旬から10月下旬にかけての雨が多い期間中、降水量のピークが3つできています。
1番のピークは、6月中旬から下旬にかけてあって、梅雨本番の時期と重なっています。
また、台風シーズンとなる8月と9月にも1つずつピークが来ていることがわかります。
現在は9月下旬に入り、3つ目の降水量のピークを過ぎているので、今後、雨の量は少なくなる傾向にあります。
ただ、別のデータを探ってみたところ、気になることが分かってきました。
宮崎市でこれまでに観測された24時間降水量をランキングにしてみたところ、
1位 589.5ミリ (1939年10月16日)
2位 560.5ミリ (1990年9月29日)
3位 430.5ミリ (1934年10月23日)
4位 422.2ミリ (1943年9月19日)
5位 420.8ミリ (1951年10月13日)
このようになっています。
なお、観測された日付に注目すると、上位3位などは9月下旬以降に観測されていて、さきほどの棒グラフのピークを過ぎた時期の記録となっています。
これは、台風の大雨に秋雨前線による大雨が加わるため、1回の雨による降水量が多くなってしまうからと考えられます。
雨の時期のピークは過ぎていても、台風情報などには今後も気を付けていきたいですね。