今週は晴れる日も多く、梅雨明けまで秒読みの状態となっています。

梅雨明けの発表の際には、上空の高気圧の様子も踏まえて判断されているので、梅雨明けが近づいている様子を天気図で探っていきましょう。

こちらが先週金曜日（7/2）の朝の天気図ですが、梅雨前線がしっかり九州南部にかかっています。

上空５８８０ｍ付近の太平洋高気圧の張り出し具合を見ると、西側にはしっかり張り出して沖縄に梅雨明けをもたらしたものの、九州での張り出しは弱い状態でした。

では、今朝の様子はどうなっていたかというと、

上空の高気圧は九州を半分くらい覆っていて、梅雨前線を北へと押し上げていることが分かります。

ただ、大陸付近では気圧の谷の影響で高気圧の勢力が少し弱まっているので、もう少し見極めたいところです。

週間天気では、来週は晴れマークが増えているので、月曜日（7/12）にはどのようになっているでしょうか。

九州の西側でも高気圧が勢力を取り戻して、ぐっと北に張り出す予想です。

梅雨前線は西日本付近に予想されていませんね。

となると、月曜日には九州南部でも梅雨明けが発表されるかもしれません。

長かった今年の梅雨も、ようやく出口が見えてきましたね。