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オオムラサキの羽化 2017年06月16日
昨日のUMKスーパーニュース内のニュースや天気のサカイ目で紹介していましたが、宮崎市の大淀川学習館で、羽化が始まったオオムラサキの取材をしてきました。
映像はこちら↓
『大淀学習館 国蝶「オオムラサキ」を展示』
http://www.umk.co.jp/news/?news=20170615&no=100501
オオムラサキは雑木林に生息し、カブトムシやクワガタムシと一緒になって樹液を吸うので、アゲハチョウやモンシロチョウのように市街地の公園などで見かけることはまずありません。
小学生の頃、庭にオオムラサキの卵や幼虫がいないか探し回っていましたが、川崎の市街地にいるはずもなく、当然ながら徒労に終わりました…。
昨日初めて生きたオオムラサキを見ることができましたが、この蝶の最大の特徴は、やはり高貴さを感じさせる落ち着いた紫色ですね。
光の当たり方によっては群青色にも見えます。
映像のオオムラサキはオスですが、メスの羽に紫色はほとんどなく、斑点模様は同じでも色はこげ茶色をしていて少し地味です。
また、羽ばたき方は力強く、「ひらひら舞う」というよりは「ばたばた飛ぶ」に近いかもしれません。
樹液を吸うときには、寄ってきたスズメバチを羽で追い散らすこともあるみたいです。
6月半ばから7月下旬ごろまでは見ることができるので、一度ご覧になってはいかがでしょう。
また、オオムラサキは環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている貴重な種なので、彼らが棲む雑木林も大切にしていきたいものです。