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スーパームーンのこんな影響 2016年11月18日
今週月曜日の夜は、雲間からの満月を期待して空を見上げた方が多かったと思いますが、スーパームーンに関連して、ある注意報が発表されていたのをご存知でしょうか。
宮崎県内で発表された地域はなかったのですが、全国各地で「高潮注意報」が発表されていたんです。
満月・新月のときは、太陽・月・地球がほぼ一直線に並んで潮汐力が高まるため、満潮と干潮の潮位差が大きくなります。
スーパームーンの際は、月が地球に最も接近しており、月の引力が大きくなって潮汐力もさらに強まるため、高潮のおそれが高まります。
そのため、気象庁では、11月11日に「大潮による高い潮位に関する全般潮位情報」を発表しており、高潮への注意を呼びかけていました。
九州では、福岡県・宮崎県以外の各県でスーパームーンの前後に高潮注意報が発表されており、特に熊本県上天草市では11月15日に高潮警報に引き上げられ(当日中に注意報へ引き下げ)、今日(11月18日)の昼過ぎまで高潮注意報が発表されていました。
高潮は潮位自体が上昇する現象なので、沿岸部では浸水や道路の冠水被害などが発生することがあります。
満月のときは(新月も)、空を見上げるだけでなく、海の干満の状況も気をつけておきたいものです。