11月23日と24日、宮崎市で「みやざきテクノフェア」が開かれた。

県内企業や研究機関などが技術や製品などを展示し、
研究成果などをPRするイベントである。

毎年　開催されているが、今年は、県内の工業系高校７校の学習成果を発表する
「工業教育フェア」も同時開催された。

その中の一つ、宮崎工業高校インテリア科の体験講座
「木製小椅子の作成」に参加した。

子供用の木製の椅子を組み立てるのだが、これが　なかなか本格的。

釘を一本も使わず、木と木を組み合わせて作る技法が用いられている。

受ける側の木には「四角い穴」を開け、
繋ぐ側の木には、その穴にピッタリはまる「出っ張り」を作り
それらを組み合わせて作る「日本伝統の技術」である。

工業高校のインテリア科で、こうした技術を学んでいることに正直驚いた。

その組み立てを教えてくれたのが女子生徒だったことに　更に驚いた。

聞けば、インテリア科では約半分が女子とのこと。
今後、インテリアだけでなく　建設現場や建築現場など、
さまざまな分野への女性の進出が増えてくるだろう。
とても頼もしく、うれしく感じた。

組み立てを　手取り足取り　教えてくれた３年生のＮさんは、
インテリア関係の会社に就職が決まったそうだ。

技術を学び、新たな分野に羽ばたく彼女たちの未来に
大きな希望と夢があることを感じた時間であった。