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おっさんアナの呟き

綾手紬染織工房 2012年10月18日

 有機農業の町として知られる「綾町」は県内有数の「工芸の町」でもある。
その中で、約半世紀にわたって「綾の手紬」に取り組んでいる現代の名工、秋山眞和さんを訪ねた。

 ここでは、蚕を飼育して、製糸、染織、織りまで一貫生産している。
桑の葉を食べて生長した蚕は、やがて「まぶし」と呼ばれる棚に入り糸を吐いて繭を作る。
その繭1個からは約200mの絹糸が採れ、11個の繭の糸を撚り合せて1本の生糸を作るという。

 生糸を染めるのが、いわゆる「藍染め」の工程だ。
藍から作った染料に生糸を浸し、固く絞ったあと水で洗う。
この工程を繰り返すことで、徐々に藍染め独特の深い青色に染まっていく。

 藍色に染められた絹糸を昔ながらの「はた織り」機で織る。
こうして「綾の手紬」製品が出来上がる。

 その風合い、肌触り、着心地は、まさに逸品である。

是非、一度 その良さを感じてもらいたいものだ。

 匠の技「綾の手紬」は、11月4日(日)午前9時35分からの
「みやざきゲンキTV」で紹介します。是非、御覧下さい。

 

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