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2022年02月21日
宮崎市佐土原町の伝統和菓子「鯨ようかん」驚きの進化とは!(2022年02月19日放送)
宮崎市佐土原町に300年以上伝わる「鯨ようかん」は、練って伸ばした米粉をたっぷりのあんで挟み蒸しあげる伝統の和菓子です。
「大きく、元気に、たくましく育つように」という願いを込めて作られたこの鯨ようかんが、今、ある進化を遂げています。
安田屋がアスリートフードマイスターと協力して開発し、素早いエネルギー補給と持続的なパフォーマンスのサポートが期待されるスポーツフード「鯨ようかん-CarBo-」に進化したのです。
- 【話:安田屋 安田 導央 社長】
知人から「もち米はスポーツに適している」と意見をもらって、それをきっかけにお米に注目しました。
パラチノースという糖質を配合しており、持続的にエネルギー供給ができて、運動後のリカバリーにも貢献できると言われています。
この進化の背景にあったのは、和菓子の需要低迷でした。
- 【話:安田屋 安田 導央 社長】
売り上げは、約20年で半分にまで落ち込んでいました。元禄時代から続く伝統和菓子をスポーツフードにするというのは、相当勇気がいることでずいぶん悩みました。スポーツフードを勉強していくうちにすごくやりがいのある仕事だと思いました。
安田さんは、サッカー・陸上・水泳など約20人を対象にモニター調査を実施しました。
県内で活動するマラソンチーム「Team Trust」の反応は?
- 【話:Team Trust 重田 信之 代表】
青島太平洋マラソンでは、30kmを過ぎたあたりからの体力の消耗や疲労感がほとんど感じられなくて、今回、自己ベストを出せました。
さらに安田さんは、スポーツフードを開発する中で、日持ちがしないと言われていた「鯨ようかん」を冷凍する技術(賞味期限が約2日から約5カ月)にもたどり着きました。
この技術で県外発送が可能になり、販路拡大が期待されます。
伝統を次の世代に残したいと願う安田さんが進化を遂げた「鯨ようかん」に込める思いとは?
- 【話:安田屋 安田 導央 社長】
勉強の日々が続いているのでもちろん大変ですが、スポーツを地元で頑張る子供たちを応援していきたいという思いがあり、後押しして良い成績を残してほしいです。
- 【話:安田屋 安田 導央 社長】
たくさんのチームが宮崎にキャンプで来ているので、そういった方にもたくさん食べていただいて全国に発信していきたいです。
伝統の和菓子がスポーツランド宮崎を支える新たなカタチに!安田屋の挑戦は続きます。
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