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2024年04月22日
今年1月から新制度に NISAの疑問(2024年04月20日放送)
今年1月から制度が変更されたNISA。
街行く人50人に話を聞いたところ、ほぼ半数の22人がNISAを利用していました。
日本証券業協会によると、NISAの口座数は 2019年末には798万口座だったのが 去年9月時点では1356万口座となり 5年間で2倍近く増えています。
2014年にスタートした少額投資非課税制度NISA。
通常株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、得た利益に対しておよそ20%の税金がかかりますが、NISAで投資した場合、投資金額に上限はありますが、得られた利益に対しては非課税になります。
現在、上場株式や投資信託など、幅広い商品を選択できる「成長投資枠」と、長期の積立に適した一定の投資信託にだけ 投資できる「つみたて投資枠」があります。
今年の1月から投資枠も大きくなり、投資できる金額は成長投資枠が240万円、積立投資枠が120万円となり、保有期間も無期限。
「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つが併用できる使い勝手の良い制度になりました。
資産運用などに詳しいファイナンシャルプランナーの二宮清子さんは、NISAについて「貯蓄から投資へというような国の政策の一つで、非課税なので利益が出ても税金がかからないということで、すごくメリットがあると思う」と話します。
NISAへの疑問
銀行・証券会社・インターネットでどんな違いがあるのか?
インターネットで、口座開設や売買などができる。
インターネットが使える方は、証券会社のオンライン講座やネット証券がお勧め。
いろんなことを教えてもらいながら対面でしたいという人は、近くの金融機関や証券会社を訪ねるのがお勧め。
銀行と証券会社の違い
将来的に株主優待も楽しみたいという方は多いと思う。
株を買うには証券会社でないと買えないのでそういった人は証券会社がいい。
投資信託であれば銀行でも買うことができる。
リスクもあるのでしょうか?
どうしても相場は上がったり下がったりするので、リスクに対して きちんとしっかり勉強していくということも大事。
情報を取るときに気をつけてほしいのが、詐欺も流行っているので、できれば金融庁や証券会社などの信頼できるサイトから勉強していただけるといいかなと思います。
いくらぐらいから始めたらいいのか、投資に回す目安とは?
いくらなら失っても困らないお金かというのを考えてほしい。
例えば毎月3000円とか5000円ぐらいなら、飲みに行ったとして納得できるかなという金額を弾き出して、その金額からスタートするといいと思う。
NISAの口座を作って毎月積み立てしていますが その後どうしたらいいのか分かりません。自分で銘柄を売ったり買ったりした方がいいんでしょうか?
つみたて投資の場合、最低でも10年間は続ける。
その10年間の間に利益が必要になった場合は、元本ではなくて増えた分の利益分だけを売却して必要なお金として使うと良い。
急に下がると焦ってしまうが慌てて手放さず、長期で小額・分散・長期でやることでリスクを減らすことができる。
継続は力なり。
60歳を過ぎてからのNISAデビューは遅いでしょうか?
年を取っても毎月貯蓄をすることは お金の不安を減らすうえですごく大事。
さらにその一部をNISAでつみたて投資をすることによって資産の目減りを遅らせることができるようになる。
投資の本質は、応援したい企業や応援したい国に投資をして 景気の下支えの役割を担うこと。
NISAを通してお金の知識を身につけて、正しい知識を身につけましょう。