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ヒューマン
2026年01月19日
エンタメの力で人と地域をつなぐ STARBASE CEO・日髙良太郎さん(延岡市出身)(2026年01月17日放送)

今回は、東京を拠点に幅広いエンターテインメント事業を展開する企業「STARBASE」のCEO、日髙良太郎さんに密着。
エンタメ業界の最前線で活躍する日高さんの仕事とその原点に迫りました。
「楽しい」を価値にする総合エンタメ企業 STARBASE

延岡市出身、現在45歳の日髙さんは、タレントやアーティストのプロデュース、映像制作、ライブイベントの企画などを手がける会社のCEOを務めています。
「クリエイティブな仕事はアイデアが出なければ成り立たない」と話し、スポーツ選手のように健康管理やコンディショニングには特に気を配っているといいます。
STARBASEは、"総合エンタメ商社"としてエンタメを軸にした企業ブランディングや自治体の観光再始動事業などにも取り組んでいます。
日高さんは「人が楽しいと感じるものを作ることで、人が集まり、それが価値となって返ってくる。ビジネスとしてはとてもシンプル」と語ります。
エンタメの強みについては、「人とコミュニケーションを取り、ファンを生み出せる点」だとし、企業や商品のファンづくりをサポートするプロジェクトも数多く手がけています。
また、音楽やアート、アニメなどをモチーフに、服やグッズへと展開している「YEN TOWN MARKET」(渋谷PARCO)も事業の一つ。デジタル化が進む中で、「人はモノを通しての記憶や思い出を求めている」と日高さん。音楽を生活の中で"手に取れる形"にすることを大切にしています。

渋谷PARCO「YEN TOWN MARKET」では、音楽やアニメなどをベースに商品化したアパレルや雑貨を販売している
音楽との出会いがキャリアの原点

延岡市の高校を卒業後、東京の大学に進学するもすぐに中退。
その後、R&Bやヒップホップなどのブラックミュージックに魅了され、レコードショップで働き始めました。
海外での買い付けをきっかけにロンドンへ渡り、帰国後はインディーズレーベルでA&R(アーティストを見つけてプロデュースしてヒットさせる仕事)として活動。
アーティストの発掘やプロデュースの本格化と「iTunes」でインディーズ音楽を流通させようと起業を目指すように。

2007年にはスターベースの親会社となる「onepeace」を設立。
音楽を軸に、ファッションやアートへと自然に事業を広げ、約8年前にエンタメ事業を集約したSTARBASEを本格始動させました。
新人アーティストの楽曲制作現場では、音楽プロデューサーとともに音楽作りにも携わります。
日髙さんはセッションを重視した制作スタイルで、音楽プロデューサーのMatt Cabさんは「まずは自由に作らせてもらって、最終的に良いかどうかを判断してくれるので、いいやり方」と話します。
地方出身の音楽プロデューサーMSTZさんは、「音楽を純粋に評価してくれ、一緒にやろうと声をかけてくれた、東京のお父さんみたいな存在」と信頼の厚さが語られました。
グローバルな仕事と人の縁

この日は、STARBASEが日本でのエージェントを務める韓国の人気俳優パク・ソジュンさんのプロジェクト関連レセプションにも出席。
日本のマーケットにおけるパク・ソジュンのエージェントを請け負っています。
パク・ソジュンさんは「実際に事務所に遊びに行ったり仕事をする姿を見たり、家族と接しているところを見たりして、本当に心が温かい方だと思った」と話すなど、仕事を超えた人間関係の中で築かれた信頼が、グローバルな活動につながっています。
地元・延岡への思い 地方から新しいエンタメの形を
多忙な日々の中でも、年末年始はできるだけ地元・延岡に帰るという日高さん。
祖父が孫のために植えたという桜並木や、幼い頃に遊んだ海は、今も心をリセットする大切な場所です。
桜並木の下で神楽を奉納する祭りを開催している同級生の手伝いもしているのだそうです。
3兄弟の長男として商店を営む家系で育ったことから、起業に抵抗はなかったといいます。
「たまたま好きだったのが音楽やエンタメだった。それを商売にしただけ」と自然体で語ります。
田舎で育った経験こそが、自身の強みだと日高さんは話します。
地方創生や新産業の創出にもエンタメの力を生かし、宮崎をはじめ全国、そして世界へと視野を広げています。
「僕らがやっていることが、新しいスタンダードになればうれしい。夢は大きいですが、着実に積み重ねていきたい」と話す日髙さんの、華やかなエンタメの裏側で積み重ねられてきた努力と、地元への変わらぬ思い。
STARBASE CEO・日高亮太郎さんの挑戦は、これからも新しい風を生み出し続けていきます。





