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2020年06月29日
アミュプラザみやざき 中心市街地活性化に期待(2020年06月27日放送)
今回は今年秋に開業予定のアミュプラザみやざきと中心市街地の活性化について焦点をあてます。
ゲストの宮崎大学 地域資源創成学部 根岸裕孝教授は「街の賑わいがだんだんなくなってきている中、このアミュプラザができる事によって街に人が戻ってくる事が期待されます。」と考えています。
今月18日、運営するJR宮崎シティがアミュプラザ宮﨑の概要や一部店舗を発表しました。
建物の名称をそれぞれ以下のように名付けました。
- 宮崎駅側の建物:うみ館
- 中心市街地側:やま館
- 駅の高架下:ひむかきらめき市場
このうち10店舗の発表もあり、駐車場は1000台規模の駐車場を確保、周辺の定型駐車場と合わせると2000台規模を確保する予定です。
JR宮崎駅西口から徒歩およそ1分の場所にある駅前商店街。
あみーろーどと呼ばれるこの通りには飲食店や小売店など約50店舗が軒を連ねています。
以前は空き店舗が多くあったこの商店街ですが、3年ほど前から新しく出店する店舗が増え人通りも賑やかになりました。
2013年には17箇所もあった空き店舗が現在では3店舗にまで減りました。
アミュプラザみやざきの開業でさらに人が増える事を期待しています。
駅前商店街振興組合 野瀬 慎太郎代表理事にお話を伺いました。
「空き店舗も多かったが最近はほぼ空き店舗はなく埋まっています。昔らある老舗のお店から、若い経営者の新しいお店も増えてきて、非常に活気のある通りになったと思っています。こちらに来て頂くお客様と、アミュプラザ目的のお客様の両方が回遊していただけるような相乗効果を生んでいければと思っています。」
一方JR宮崎駅からおよそ500メートル離れた、若草通り商店街は・・・
最近は再び若い客層も増え、アミュプラザの効果に期待を抱く中、心配なのはその距離だとされています。
若草通商店街振興組合 鳥原等 理事長は「特に荷物を持った人はタクシーに乗るには近すぎるし、歩くには遠いと感じる距離。お買い物をされるお客さんにたくさん来てほしい。商売はそれにつきます。」と話します。
商店街に期待と不安が入り混じる中、JR宮崎シティの黒川哲 社長は中心市街地の可能性について「街の面白さというのは基本的には商店街だと思います。商店街というのは自然に出来上がったものだからそこには歴史もありますし、地域の文化を育んできているという強さ、面白さがあると思います。それに比べるとショッピングセンターはしょせん人工物で実は商店街を目指しています。なんとか回遊性が生まれて活性化するそのお手伝いができればと思っています。」と考えています。
「回遊性」がポイントとなる今回、根岸教授が注目しているものがあります。
それが「グリーンスローモビリティ」です。
時速20キロ未満で走る電気自動車で宮崎市が今秋の導入を目指します。
乗りやすく街の雰囲気や景色をじっくり見ることができ、新しい発見ができます。
また、根岸教授が注目している通りがあります。それは高千穂通です。
ビジネス街のイメージがある一方、広い歩道の有効活用し飲食店やカフェなどのお店が入って街の魅力になってほしいと考えています。
全国から宮﨑に来た方がこの通りに行ってみたいなと思えるような街作りを実現していきたいですね!