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2020年04月01日
親子で楽しむ 絵本ソムリエのおすすめ(2020年03月31日放送)
今週のテーマは「親子で楽しむ」。
今日は親子で楽しむのにぴったりなお薦めの絵本を紹介します。

絵本のソムリエとして全国で絵本の魅力を伝える活動をしている岡田達信さんです。
絵本というと子供のものと思われがちなのですが、大人が読んでも、いろんなことを感じたり気づいたりします。
その見方の違いみたいなものを家族で出し合ったりすると、きっと、いいコミュニケーションができるんじゃないかなと思っています。

そこで今日は 親子の会話のきっかけになりそうな絵本を選んでいただきました。
いちにちパンダ

まず一冊目は「いちにちパンダ」です。
ここはパンダが大人気の動物園。

トラのトラたろうはいつも退屈。
そんなある日、飼育員がやって来て言います。
パンダがかぜをひいてしまったんだ。きょういちにちパンダになってくれないか?
トラたろうはしかたなくパンダのふりをしますが、すぐにばれてしまいます。
ところが・・・ひょんなことからトラたろうは喝采を浴びすっかり人気者に。
そして今度は・・・?
~~~おしまい。

- 【岡田さん】
 この飼育員のことをどう思いました?
- 【中田】
 飼育員ですか?ちょっとひどいなあと思いました。
 トラたろうがちょっとかわいそうかなと思いました。
- 【岡田さん】
 これ詐欺じゃないかなんて言う方もいらっしゃいます。パンダいないのにね。でも、飼育員のことをとってもいい人だという人もいるんですよ。
 なぜなら、トラたろうの活躍の場を与えたのではないかと。
 こんなふうに、同じ物語を見ても人によって感じ方は随分違います。
 それを親子でどう思った?
 なんて話すだけも、随分会話ができるのではないでしょうか。
かんけり

二冊目は「かんけり」。
内気で缶を蹴ったことがなかった主人公のちえちゃんが、いつも守ってくれるりえちゃんを助けるために勇気をふりしぼって・・・

- 【中田】
 迫力がすごいですね。
 絵は動いてないんだけど動いているように、時間がこの中で流れていきますね。

- 【岡田さん】
 そして最後の字のないページ。
 すごく想像力をかきたてる絵じゃないでしょうか。そんなことも親子で話し合ってみるといいんじゃないでしょうか。

読んだ後、一緒に動物園に行ったり、かんけりをしたりするとさらに世界が広がりそうです。
絵をじっくり見るためには物語を耳から聞いた方がいいんですね。
是非声に出して読んでいただきたいと思います。

お父さんが怪獣の絵本を読んでくれた・・・
お母さんがホットケーキの絵本を読んでくれた・・・
それだけで子供にとってはずっと忘れない、かけがえのない宝物になるのでは・・・
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