番組審議会

第453回　平成22年5月11日

議事の概要

• 飽きがこない番組作りで非常に楽しかった。宮崎の春の一大イベントであるフラワーフェスタと県がプロジェクトとして推し進めている恋旅プロジェクトというものをうまく合わせており、県外の方々に対する宮崎のPR効果の高い番組だった。また、県内の人にとっても当たり前の観光地でないところが紹介されており、着眼点が良かった。
• 宮崎を紹介する番組としては映像が大変美しかった。旅番組ということでゆっくりと見たいものであったが、前半は画面の切り替えの速さから映像に引き込まれることができない部分があり残念だった。また、恋旅花めぐりというタイトルにしては、食事のシーンがとても長い。番組の最後の部分はゆっくりと見ることができる流れだった。
• スポンサー色があり、情報提供の範囲に制限を感じた番組であったので、スポンサーが望むことと視聴者が望むことを追求していただきたい。また若者の恋旅にはスイーツ情報を入れると良かった。フラワーフェスタ2010スペシャルというタイトルであれば、それ自体の魅力をもっと取り上げること、また、花の映像をもっと入れることで、宮崎が花の国であるということをPRできたのではないかと思う。
• ゴールデンウィークをターゲットにした県外向けの情報発信としては非常に素晴らしい番組であった。また、恋という部分と花という部分をテーマにして一貫したストーリー性があり、飽きずに楽しく見ることができた。地域の取り組みの紹介には好感が持て、県民にとっても新鮮みのあるスポットがクローズアップされていたことが良かった。県外に発信するのであれば、恋旅プロジェクトの紹介があると分かりやすかった。
• ゆったりと見ることができ、全体のトーンは非常に良かった。また、カメラワークが素晴らしく映像が美しい印象を受けたが、それだけに前半の画面の切り替わりが速いことが気になった。盛りだくさんな情報の中でも、若者の恋旅、大人の恋旅の2つのルートにメリハリがついていた。地元の人々に地元の良さをアピールするという作りがとても良かったので、機会があれば、県北も含めて宮崎県全体を紹介する番組を制作すると、県民も興味を持って見るのではないかと思う。
• 宮崎恋旅花めぐりというタイトルについて“起承転結”ができている番組だったが、地元に地元の情報を流すことにどれだけの意味があるのかという気もする。季節感を考え、リポーターの格好にもう少し配慮があるべきではなかったか。また、演出だと感じてしまう部分があったので、そういったところを素人に感じさせない工夫があると良かった。