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11月5日は世界津波の日「みんなを神社の高台へと避難させるのだ!」実話『稲むらの火』に学ぶ命を守る津波避難

11月5日は「世界津波の日」です。今回は、大津波から村人を救った実話『稲むらの火』の教訓と、命を守るための「津波避難の三原則」について古山予報士が解説します。

「世界津波の日」は、2015年12月の国連総会において制定されたもので、日本のとある物語がきっかけとなっています。それは、大津波から村人を救った濱口梧陵さんの物語『稲むらの火』です。

1854年11月5日に起きた安政南海地震の際、村の役人であった濱口梧陵は、大砲のような轟音を聞いて異変を察知しました。彼は家の中でたいまつに火をつけ、刈り取った稲のわらが積み上がっている「稲むら」に次々と火をつけて回りました。

すると村人たちは「火事だ!」 火を消そうとすぐさま集まってきた村人たちに対し、梧陵は「みんなを神社の高台へと避難させるのだ!」と声を大にして伝えました。

そして村人たちが高台へ避難した後、「あれを見ろ!」 沖の海から長い黒い帯のような津波が押し寄せ、ぐんぐん迫ってきて、村のものを全て飲み込んでしまいました。

しかし、高台に逃げた村人たちは無事に命を守ることができました。村人たちは梧陵の前にひざまずいて、頭を下げました。「おかげさまで命が助かりました!梧陵様、ありがとうございます!」

当時から揺れたら高台に逃げることの重要性は変わっていないという事ですね。現代においても、津波から身を守るための行動指針として「津波避難の三原則」が掲げられています。

一つ目は「想定にとらわれない」ことで、ハザードマップの通りに津波が来るとは限らないという意識を持つことが大切です。

二つ目は「最善を尽くして」避難することであり、ここまで来れば大丈夫と油断しないことが求められます。

三つ目は「率先避難者たれ」で、いち早く自分が行動することで、周囲の人の避難を促すことができます。

私たちは、日頃から避難場所や避難経路を確認し、家庭内での備えや防災会議を改めて行うことが重要です。

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