番組表
「き・れ・い・に」が条件 紅葉前線が南下 宮崎県内は11月下旬頃から見頃へ
秋の気配とともに北から南へと移りゆく紅葉前線は、季節の進み具合を教えてくれる大切な自然現象です。紅葉のシーズンは地域によって大きな時差があり、北から順に南下していく特徴があります。
例えば、北海道などでは、すでに所々で落葉の時期を迎えていますが、秋が深まるにつれて前線は東北から長野などの本州の内陸部へと移ってきています。
さらに九州エリアを見ていくと、長崎県の雲仙や大分県の九酔渓などでは見頃が始まりつつあります。このように、標高や地域の気候によって紅葉のタイミングは少しずつずれていきます。
宮崎県内においても、山沿いでは11月中旬頃から見頃を迎え、高千穂峡では11月24日頃から見頃になるとの予想。霧島などの山間部ではそれよりも早くから紅葉が始まっていくなど、地域ごとの気温の変化に合わせて秋の景色が移り変わっていきます。
秋の楽しみの一つである紅葉ですが、その年の気象条件によって色づきの鮮やかさが大きく変わります。紅葉が美しくなる条件として、古山予報士は「き・れ・い・に」という言葉で解説しました。
まず「き」は「気温差」です。一日のなかの寒暖差が大きいほど、葉の糖分の生成や紅葉の色素が促され、鮮やかに色づきやすくなります。
次に「れ」は「冷却」、つまり朝晩がしっかりと冷え込むことです。だいたい最低気温が8度以下になると紅葉が始まると言われており、秋から冬にかけての冷え込みが美しい赤や黄色を引き出します。
3つ目の「い」は「傷み」がないことです。台風や強い風が吹くと、葉が傷ついてしまいきれいに色づく前に枯れてしまいます。台風などの影響が少なく、葉が健全な状態を保たれていることが大切です。
そして最後の「に」は「日照」、つまりたっぷりの日差しです。日中に十分な日差しが届くことで光合成が活発になり、色鮮やかな紅葉をつくり出すエネルギーになります。これらの条件が揃うことで、私たちは美しいグラデーションを楽しむことができます。










